少年を助けた白い犬の正体


みんな元気ですかラブラブ

セドナマジックのおはなし・・・グッド!

ボクはきょうもファルコンになってセドナに来ている。

一緒に歩いているのはセドナの精霊で友達のラヒーリオ。

二人でセドナのメインストリートを歩いていた。

すると前方に人だかりがしている。

何が起きたんだろうと二人で近寄ると

大きなルーバーを付けたRV車が道の真ん中に立ち往生している。

後続の車もたくさんつながっているが動かない。

その前に回ってみると道のわきに5才くらいの男の子が泣いている。

どうやら交通事故らしい

僕はそばにいた人に何があったのか聞いてみた。

するとその人は最初の目撃者の一人らしいのだが

説明によると・・・

男の子が自分が落としたおもちゃが転がって道の真ん中まで

行ってしまった。

それを拾おうと急いで追いかけた。

そこにあの大きな車がせまって来た。

急いでブレーキをかけたが間に合いそうもない。

大きなブレーキ音・・・せまる車・・・

男の子はパニックになって道の真ん中で立ちすくんでしまった。

その時に不思議な事がおきた。

白い大きな犬が飛び出してきてその車にぶつかった。

その時に「ドスン」という大きな音がした。

次の瞬間に男の子の体がふわっと浮き上がったように

道の向こうの端までゆっくりと飛んだ。

その子のお母さんが大きな声で息子の名前を呼びながら

そばに寄って行った。

父親が必死に合図して後続の車を止める・・・

しかしその男の子には傷ひとつなかった。

ただ自分に起きたことのショックで泣いているのだった。

目撃者の話では確かに白い大きな犬がぶつかったのだが

その犬が何処にもいなくなっていた。

車の運転手もおりてきてまず男の子が大丈夫かを確認する。

そしてあの犬がぶつかった(と思った)運転手は

次にその白い犬を探す・・・

しかしその犬はどこにもいなかった・・・

男の子の母親もそこで起きた光景をずっと見ていたが、

彼女もパニックで正確に状況をまだ説明できなかった。

子供を抱きしめながら・・・ただ「犬が消えた・・・

犬が消えた」を繰り返している。

それを見ていた10人くらいの人は

あれは精霊が男の子を助けたんだと口々に話していた。

セドナでは精霊は日常的に出るんだ。

僕とラヒーリオはその時に男の子の横に立っている

もう一人のトモダチ・・・小さな宇宙人を見つけた。

ボクたちは彼にその姿から”ベイビーボーイ”と名前をつけた。

彼の姿は他の人には見えない。

ベイビーボーイは男の子に話しかけようとした。

自分の事が見えていないのをさとると、

その子のかたに優しく手を触れた。

するとさらなる奇跡が起きた。

次の瞬間にその男の子はベービーボーイの姿も見えるし

声も聞こえるようになってたんだ。

男の子はその時に自分に何が起きたのかを悟った。

この背の小さい人が自分を命に代えて守ってくれたんだって。

そして言った・・・

「犠牲になってまで僕を救ってくれてありがとう・・・」って泣きながら。

母親はこの言葉に勘違いして「大丈夫、大丈夫・・・」を繰り返していた。

ベービーボーイも応えた・・・

「大丈夫。誰も犠牲にはなっていないから。僕はまだ生きているよ」って。

この声は母親には聞こえない。

僕とラヒーリオはこの光景を見ていて分かった・・・

ベービーボーイが救ったこの子はもともとスターチャイルドだったんだ。

そのことをベービーボーイは知っていた・・・

その子はもちろん自分にその自覚はない。

それに能力もまだ目覚めていない。

でもこれをきっかけにしてこの子は自分が生まれてきた意味に目覚め

多くの人に影響を与える存在になって行く

男の子はその時にはもうすでに知っていた・・・

この事故が必然だったことも。

僕とラヒーリオはそれを見ていて・・・

とてもさわやかな気持ちになった・・・

あー、その白い大きな犬はどうしたのかって?

あれはベイビーボーイが作った幻影だったんだ。

ぶつかった車の運転手の注意を促すためのマジックさ。

セドナではこんな事が普通におきる・・・

きっと宇宙とさかい目がないくらいに碧い空のせいなんだ・・・

続きはいつかまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(またひとりスターチャイルドが生まれた・・・地球はもっと進化するんだ・・・静かに見守る僕目

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