もうすぐ七夕

みんな元気ですかドキドキ

忍者の源流・・・グッド!

 

日本には起源もわからない神社がいくつもあります。

そのほとんどがご祭神もはっきりとわかりません。

記紀が成立した時に焚書とともに社史社伝を消されたものも

あれば氏子が消滅して消えていったものもあります。

奈良平安以前の神社であれば社殿もなかった神社も

普通にありました。

それまでは神は社(やしろ)に降りてくるのではなく

磐(いわ)や山や時には滝つぼにやどっていました。

社殿がある神社はその意味では1500年以前のものではありません。

さて・・・

起源がわからない神社の一つに棚機あるいは機織(たなばた)神社

という不思議な神社があります。

どうやらニギハヤヒと関係のある神社だということはわかっています。

ニギハヤヒの母親を祀ったという言い伝えがある神社もあります。

このたなばたという語感は宇宙とのつながりを想起させます。

日本には織姫と彦星の一年一度の出会いを物語にした

ロマンティックなお話が伝わります。

さて・・・

奈良県葛城市当馬町太田にある棚機神社は鳥居と小さな

石造りの祠の神社です。

(参照→棚機神社

しかし摂社に牛頭天皇が見えることからスサノオのゆかりの

神社だということがわかります。

もう一つ・・・

高知県にある天忍穂別神社の摂社に棚機神社という

とても小さなそれこそ消えそうなお社があります。

(参照→天忍穂別神社

ただ消えそうな割にはこの摂社に非常に重要な社史が残されています。

ご祭神は栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)とあり

しかもニギハヤヒの母であり、”機織 (はたおり) の租“ と

書かれているそうです。

ニギハヤヒの母だとすると当然この方はスサノオのお妃様と

言うことになります。

スサノオには幾人かのお妃がいたと伝えられていますので

特定はできませんがニギハヤヒの母親であると特定されて

いるので非常に重要な姫命には違いありません。

はっきりとした素性はこれ以上わかりません。

もう一つ見逃せない重要なヒントが先の葛城市の

棚機神社のネットの説明にあります。

棚機神を祀る全国の式内主要神社として以下が挙げられています。

三重県一志郡三雲村星合 波氏神社

山梨県韮崎市穂坂町宮久保字降宮 倭文神社

名古屋市帰宅金城 多奈波多神社

長野県伊那市天泊(白)神社

そして

鳥取県岩美郡福部村 服部神社

とあります。

これだけ各地にあればおそらくほかにもあるのかもしれません。

とすると実在の人物だった可能性が色濃くなります。

実在しない神様の場合には出雲大社の大国主命のように

ほとんどほかの土地に勧請された形跡がありません。

さて・・・

この機織りの本当の意味にはなにか裏があります。

同時に上に登場する鳥取県の服部神社の服部は

機織りがなまって出来た名前だという説があります。

あの忍者の祖先と同じ名前なのです。

深いわけがありそうです・・・

 

(謎の壁に突き当たるボク・・・)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です