地球(テラ)の旅立ち パリは燃えているか 4

みんな元気ですか音譜

僕はジュンとパリのとある公園のベンチで二人で坐っていろんなお話をしていたラブラブ

ファルコンになった僕はジュンの横で彼女と同じ大きさになってる。

このひと時は僕にとっては宝物・・・

僕たちは歴史の話をしていた。

その日ジュンは僕を古い教会に連れて行ってくれた。

そこはパリから少し離れたシャルトルの大聖堂。

12世紀頃に建てられたとされるこの大聖堂はヨーロッパの歴史そのものなのと彼女は言った。

パリのシテ島にあるノートルダム大聖堂より古い。

二人は大聖堂の中にはいった。

内部は祭壇に向かって建物が十字のような形をしている。

中にはいるとものすごく広いんだ。長い時の中で刻まれた人々の祈りの空気に満ちている。

僕には重い空気のような気がした。

見上げるとはるか上の方には古そうなステンドグラスを通して重厚だけどきれいな光がさしていた。

ステンドグラスの中の聖人と一緒に描かれた魚がとても不思議に見えた。

(なぜ魚の絵があるの?って思った)

彼女はそれが戦いの歴史の象徴だって事だけ教えてくれた・・・

彼女はさらに僕を大聖堂の地下深く連れて行った・・・

そこは建物が出来てからおそらく何百年も誰も入った事のない場所だった。

これからも誰もはいることのない場所・・・

僕たちみたいな精霊だけしか・・・

そこにはもうひとつ教会があった・・・

と言うよりも確かに祈りのための場所だということだけはわかった。

でもキリスト教の教会ではない。

ジュンはこれが歴史なのと言った。

僕にはその意味がわかった・・・

ここには教会が建つはるか以前から違う文明があったんだ。

ある時代にはドルイドと呼ばれた人たち・・・

またそれ以前にはケルトと呼ばれた人たち・・・

それらの文明は大地のエネルギーの強いところに祈りの場所を作った。

彼らはひとりの神ではなく大自然の精霊をあがめた。

そしてその文明とキリスト教徒の間で激しい戦いがあった。

教会はそんな場所の上に建てられた・・・

このシャルトルだけではなくヨーロッパ中で同じことが行われたことを・・・

時代が下りそれは魔女狩りに姿を変えた・・・

それがうお座の時代・・・

時は繰り返された・・・

この続きもよんでね・・・パー

イッピーの独り言

(んー、またまた深イイ話になりそう目

ペタしてね

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