小さな親切

みんな元気ですかドキドキ

悲しくなった時はこうすればと言うおはなし・・・グッド!

以前こんなお話を紹介した事がありました。

きのうに引き続き「心のチキンスープ」より

小さな親切

夫ハノックとの共著「小さな親切ーーー親切革命を起こす」は

アメリカ中に大きな関心を巻き起こしました。

私達がシカゴで放送されているラジオトーク番組に出演中のこと

電話をかけて来た聴取者がこんな「小さな親切」の話を

紹介してくれました。

「ただいま。何してるの、ママ?」とスージーがたずねました。

「お隣のスミスさんにグラタンを作っているのよ」と母親が答えると

「どうして?」とまだ6才のスージーが聞きました。

「おばちゃんはとっても悲しいの。

娘さんが亡くなって胸を痛めているのよ。

だからしばらくのあいだ、みんなで出来ることをしてあげるの」

「どうしてなの、ママ?」

「とってもかなしい時って、ちょっとした用をするのもつらいものなのよ。

そんな時には近所の人がお手伝いをしてあげるの。

スミスさんはお隣さんでしょう。

おばちゃんは、もう2度と娘さんとお話しすることもできなく

なっちゃったのね。

抱きしめることも出来ないし

一緒に何かを楽しむこともできなくなっちゃったの。

スージー、あなたもどうしたら力になってあげられるか

考えてごらん」

スージーは母親に言われたことを一生懸命考えました。

「力になるって、何をしてあげればいいのかしら?」

数分後、スージーはお隣のドアをノックしていました。

少したつと「あら、スージーちゃんじゃないの」と

スミス夫人がドアを開けてくれました。

スージーはその声がいつも挨拶してくれる時の

あの歌うような調子では無い事に気付きました。

それに目がうるみ、まぶたもはれ、ずっと泣いていたみたいです。

「スージーちゃん、どんなご用かしら?」と夫人がたずねました。

「ママに聞いたんだけど、おばちゃんは娘さんが死んじゃったから、

胸がとっても痛いんですって?」

こう言って、スージーは手に握ったものを

恥ずかしそうに差し出しました。

それはバンドエイドでした!

「これ胸の痛いところにつけて」

スミス夫人は、ぐっとこみあげるものをこらえました。

そしてひざまずいてスージーを抱きしめました。

「ありがとう。やさしいのね。これできっとなおるわ」と

涙まじりの声で言ったのです。

スージーの「小さな親切」を受け取ると

スミス夫人はそれにもうひとつ工夫を加えました。

写真入れのついたキ―ホルダーを買ってきたのです。

そうです・・・カギと一緒にいつも家族の写真を

持ち歩けるあのキーホルダーのことです。

夫人は、スージーのくれたバンドエイドをその写真入れに入れました。

目にするたびにすこしずつ心がいやされるだろうと思ったのです。

心の傷がなおるのには時間がかかり、何かの支えがいることを

スミス夫人はよく知っていました。

夫人にとって、写真入れにはいったバンドエイドは

回復のシンボルとなったでけでなく、娘と分かちあった

愛と喜びをいつも思い出させてくれるものとなったのでした。

マラディー・マカーティー

僕は思うんだ・・・

僕も悲しくてもうダメって思うような事があったら

ママにたのんでキーホルダーにバンドエイドを入れてもらうんだ。

それをいつも持っているようにしよう。

いつでも胸の痛いところにはれるから。

それは6才のスージーっていう女の子から

もらった物だって思いながら・・・

そしたら僕はもう大丈夫になれるから・・・たぶん。

イッピーの独り言

(君も悲しいことがあったら・・・そうするといいよドキドキ

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