みんな元気ですか![]()
少しだけ昨日の続き・・・そしてそこから新しいおはなし・・・![]()
パリで友達になったジュヌビエーブ(ジュン)は僕に教えてくれた。
精霊たちの世界ではもう国境は無意味だってことを。
それまでは国境はそれなりに意味があった。
一つの国のなかで文化や伝統を追求することは人が成長するために必要な事だった・・・
制約や約束事の中で初めて人は成長できるんだ。
それはある意味自分以外の国を知るための物差しにもなる。
それがアイデンティティー(自己認識)の意味・・・
人は今ある程度高い自己認識を持った。
いまだにそうでない国も少しはあるけど・・・
国境の時代は終わった・・・
人類の幼年期は終わりつつあるんだ・・・
今世界は一つになる方向で進んでいる・・・
(風さんも同じようなことを前に言っていた気がするけどその頃は意味がわからなかった。)
だから精霊達の世界的交流が急速に進んでいる。
ジュンは自分の世界の事を詳しく知っていたと同時に日本の芸術の事も僕よりはるかに詳しく知っていた・・・
僕はそのことにとても知的な刺激を受けた。
ジュンの知識は僕をとても奮い立たせた。
なぜなら知ることこそが世界を一つにするエネルギーだって事が今ならわかるから・・・
精霊の世界で起きることは時をおかずに人間の世界でも起きる・・・
この二つの世界は鏡みたいなものだってジュンは言ってた。
それは僕にとっては全く新しい考え方だった。
そんなことは今まで考えても見なかったんだ。
僕は(前にも書いた中で)風さんやイチョウの木やラヒーリオと友達になっていろんなことを知った。
少しかしこくなったと思う![]()
だから今ではその考え方はよくわかる。多分彼らも僕がわかる範囲で教えてくれたんだとは思うけど・・・
みんな僕のかけがえのない大切な友達・・・みんな僕には宝石のように大事な友達・・・
ジュンは日本の『いちきしまのひめのみこと』と『このはなさくやひめのみこと』と友達だって言ってた。
ジュンはもし彼女たちに会いたいなら紹介するよって言ってくれた。
でも精霊の世界は紹介がなくてもいつでも会いに行ける。
それにお互いに意識を飛ばせばすぐに誰の友達かもわかるんだ。
だから僕はジュンにその時はひとりで行ってみるよって答えておいたんだ。
もちろん心から「ありがとう・・・」とは言ったけど。
なんてったって日本の精霊をフランスの精霊に紹介してもらうのはなんだかお尻がむずむずするし居心地が悪いからねえ・・・
それに自然界の精霊の世界はお互いを知らなくてもより大きなものにみんながつながっている。
地球そのものに・・・
だからだれでもが守られているし敵も味方もない世界なんだ。
僕は『いちきしまのひめのみこと』にひとりで会いに行くことにした・・・
そう決心するとなんだかワクワクしてきた・・・
この続きはまたね・・・
(飛び立つ前に十分休養をとる僕・・・![]()
寝てるだけやん・・・て突っ込むな
)

