みんな元気ですか
先日の続き・・・
その動物霊苑でお別れの式が終わって・・・
みんなが一緒に虹の橋を渡るところを僕は後ろから見ていた・・・。
そのワンちゃんは一番あとからみんなの後をついて行く・・・。
(ここまでのお話はこんな感じだったんだ→リンク虹の橋をわたるまえに
)
その時の光景はとても感動的だった。
もらい泣きをしてしまった。
僕はそのワンちゃんに興味が湧いてきたので少しお話を聞いてみることにした。
その子はみんなの後をついてゆっくりと上に昇って行く・・・。
僕がその子と一緒に並ぶとその子は・・・
あれっ・・・僕より後にこんな子がいたっけ・・・という顔をした。
そこで僕は君と少しだけお話がしたんだよって言ったらその子はいいよって言ってくれた。
だから僕も虹の橋に着くまでしばらく一緒に行くことにした。
僕も一緒に虹の橋を渡る・・・わけにはいかないので・・・その手前まで。
ほかの子たちはみんな楽しそうにおしゃべりしながら上の方に上がっていく。
自分たちが住んでいた街の上をみんなで仲良く並んで上がっていく。
みんなは下を見下ろしながら口々に「あれが僕のお家だよ」とか・・・
「あっ、お父さんが庭でゴルフの練習をしてる」・・・だとか言っていた。
その子は「これでしばらく本当にお別れだ」ってつぶやいた・・・
そして・・・「でも君のおかげで・・・最後に僕の妹とお別れが出来たから良かった」って言ったんだ。
僕は「えっ?って聞き直した。
その子が・・・もう少し待ってもらえるように僕が祈ってたのを知ってるのも驚きだったけど・・・
「あれは君の妹なの?」・・・って僕は聞いた。
その子は「そうだよ。あの子は僕の妹で僕とずっと一緒に育ったんだ。」って。
僕はなるほどねって思った。
その子はもちろんあの女の子が人間だった事は分かっているけど・・・
ずっと一緒に育って・・・年下の妹みたいに思っていたんだって事と・・・
それにこの子にとってはお父さんは自分のお父さんでお母さんは自分のお母さんなんだって事も。
それに僕には分かった・・・
このワンちゃんはあの女の子と家族を虹の橋の上からずっと見守ってあげるんだろうなって・・・。
僕にはそのことのほかに・・・ずっと気になっていることがあった・・・。
・・・それを聞いてみた。
「ほかの子たちもそうだけど・・・きょうはお別れなのにみんななんだか嬉しそうな顔をしてる・・・
どうしてだろう」・・・て。
彼の返事は僕をびっくりさせた・・・
でもそれは決して嫌な気持ちにさせたって事じゃないんだ。
彼はこう言った・・・
僕たちが死んだ時に・・・僕たちみんなが思い出すことがある・・・。
僕たちはみんな・・・こうして・・・何回も前に死を経験している。
それは死ぬのは怖い・・・でもそれは以前何度も死んだことがあるのを・・・
忘れているからなんだ。
死んだ時に僕たちはそれを思い出す。
そして同時にその前に生きていた時のこともね・・・
死は僕たちにとっては一時的なことにすぎない・・・。
だから死は少しも怖いことじゃない。
ある本にこんなことが書いてある・・・。
「君が生まれる時には周りのみんなが笑っている。
でも自分だけが泣いている・・・
君が死ぬ時には周りのみんなが泣いている。
でも自分だけが笑っている」・・・ってね。
それに僕たちはあの場でお坊さんのお経の意味が突然分かるようになった。
それはこう言ってた・・・
宇宙には約束事がある・・・
その約束事とは・・・
命は亡くなっても・・・魂は消えない・・・
命は亡くなっても・・・生きている時に経験した思いは消えない・・・
命は亡くなっても・・・それはまた新しい場所で新しい家族と新しい友達といっしょに・・・
新しい事を経験するための・・・新しい命を得るための・・・宇宙が決めた約束事・・・
その約束事は・・・例外なくみんなを支配し・・・そしてみんなを守っている・・・
このお経の意味は・・・僕たちみんなが自分で(魂が)知っていた事・・・
だからそれは教えてもらうんじゃなくて・・・思い出す事・・・なんだ・・・。
だから誰も悲しむ事はない・・・
彼は僕にそう言って・・・心の底から笑顔を見せてくれた・・・
僕はその時に分かった事がある・・・
お別れはまた別の出会いのためにもあるんだって事・・・
そして・・・
何よりも愛が大切なんだって・・・
だって・・・
恨んで生きても想いは残る・・・
悲しんでばかりいても想いは残る・・・
悔やんでばかりいても想いは残る・・・
それを一緒に持って虹の橋は渡れないかもしれないって・・・
だって次のあたらしい命を経験をするときには・・・
そのネガティブな思いを卒業するために・・・
もう一度・・・どころか・・・多分・・・何度も・・・同じ経験をすることになるから・・・
・・・もうすぐ虹の橋に着く・・・
僕はもっとその子とお話をしていたかった・・・。
でも・・・パパやママやたくさんの僕の友達の事を思い出した・・・。
僕はその子に「さよなら・・・」って言った。
その子も僕に手を振ってお別れをしてくれた・・・「いつかまたね」って言いながら・・・。
僕はその子に心の中で・・・大きな声で・・・「ありがとう」・・・って言った・・・。
(虹の橋を渡った子達へメッセージを送りませんか・・・
リンク→天使になったペット達への伝言版
のグルッポ)
(愛に生きると決めて・・・あったかいものにつつまれている僕・・・じわ~)