みんな元気ですか
きょうも再放送だよ・・・
以前載せた小鳥さんのお話し。
僕にはママのお母さん、つまりおばあちゃんがいる。
今年81歳になるけどまだまだ元気
いつも僕のおうちに来た時はたくさんおもちゃとかお土産とかくれる。
すごく優しいし僕はおばあちゃん大好き
(2つともおばあちゃんからもらったおもちゃでも遊びすぎてちょっとボロボロ)
そのおばあちゃんがしてくれたお話でこれは実話
おばあちゃんは今千葉県に独りで暮らしてる
6年くらい前のある日、羽を傷つけたスズメさんがおばあちゃんのおうちの庭に迷い込んで来た。
それをみておばあちゃんはとてもかわいそうに思ったんだ。
だって・・・満足に飛べないスズメさんは猫とかに食べられちゃうかも知れないから。
だからおばあちゃんは庭でそのスズメさんに餌をやって様子を見たんだ。
・・・しばらくしたらそのスズメさんが塀を越えていなくなってた。
姿が見えなくなってから大分たつし・・・
あのスズメさんは大丈夫かなってずっと心配してたんだ。
それからずっと姿も見ないし・・・
きっと飛べないからどこかで亡くなったのかな~って思ってたんだって。
猫にだけは食べられなければいいなって祈りながら・・・。
ところがところが・・・
次の年の春にそのスズメさんがなんとちっちゃな子供のスズメを2羽連れて姿を見せにお庭に飛んで来たんだ。
子どもたちはすごくかわいかった。
まだ小さい2羽はお母さんの後について・・・
よちよちだけど一生懸命に飛んだり跳ねたり。
お母さんスズメはと見ると・・・
まだ羽が少し傷ついていてあの時のスズメだととはっきりわかったんだ。
そこであばあちゃんはまた餌とお水を毎日上げるようにしたんだよ。
それからその親子づれが毎日庭に飛んできておばあちゃんととっても仲良しになったんだって。
しばらくたった4年前のある夏の日庭にきれいな百合の花が一輪咲いた。
茎はおばあちゃんの背丈くらいになった。
次の夏には別のことろにもユリが大きくそだって、一つの茎から5~6輪の大きな花を咲かせたの。
その花が満開になった時がおばあちゃんの誕生日だった。
それにそのころを境にして・・・
庭で「万両」の木が大きくなり始めて秋から冬にたくさん赤い実をつけたんだ。
植木屋さんにこれは大きくなりすぎるから少し上を剪定した方がいいですよって言われるくらいに大きく育ったんだ。
おばあちゃんはこのユリと万両は二つともあのスズメさんたちの贈り物だって確信したんだ。
だって自分で植えもしないのに・・・
庭にこんなにきれいに花が咲いたり・・・
木の実がなるなんて本当に不思議・・・。
ちょうど時期があのスズメさんと仲良くなったあとだしね。
小鳥さんは糞で植物の種を運んでくることがよくあるらしい
おばあちゃんはいまでも仏様にお供えするご飯を毎日スズメさんにあげてるんだって。
僕はおもうんだ・・・
もしかしたらおばあちゃん・・・
それは違うかもしれないよ・・・。
スズメさんたちの贈り物じゃないかもしれないよ。
おじいちゃんが亡くなってから・・・もう10年くらい。
その間おばあちゃんは毎日さびしく一人で暮らて来た。
だからきっとおじいちゃんがお友達を作ってくれたんだってね・・・。
だって・・・
おばあちゃんの誕生日に・・・
ちょうどその日に・・・
大きなユリの花をプレゼントするのはおじいちゃんしかいないよ。
きっとおじいちゃんがスズメさんにたのんだんだよ。
おばあちゃんが毎日お仏壇に・・・
お供え物を今でもきちんとしてくれてるから・・・
おじいちゃんがそれをスズメさんに分けてあげるようにしたんだよ。
だからスズメさんたちはおじいちゃんの願いを聞いてあげたんだよ・・・。
(このお話しのタイトルはやっぱ「ある愛の歌」・・・かなぁ・・・どっちがいいかなぁ)