地球(テラ)の旅立ち 神集い 20 呼吸と光

みんな元気ですかドキドキ

きのうの続き・・・グッド!

イルカたちは栞と苦も無くコンタクトを取り意思の疎通をはかっている。

それを見てやまとはどうしてこんなことが栞に出来るのか本当に不思議に思った。

その想いをこめた眼で栞を見つめる・・・。

栞はその意味を理解する。

そしてやまとにこう言った・・・。

「これは私のおばあちゃんゆずりなの・・・。

子供のころから私には見えないものが見えた・・・。

でも今はその説明をゆっくりしている時間がないの。

だからこの話は後回しにしてくれるとうれしい・・・。」

やまとはもちろんじゃまをするつもりはない。

今起きている事ににみんなが興奮している・・・。

次のイルカたちの行動はさらにみんなを驚かせた・・・。

船尾のイルカたちはさっと二手に分かれた・・・

そしてこう言った・・・

「あなた達から向かって右側が本物のイルカ・・・

左側が精霊が姿を借りているイルカ・・・」

さらに栞に向かって続ける・・・

「今からここにいるみなさんが・・・

僕たちの会話が分かるように脳波に働きかけ周波数を合わせます・・・。

他の人たちに伝えて下さい。

僕たちの会話は言葉ではありません。

皆さんの脳に情報が直接届きます。

急にたくさんの情報が脳にはいって来ると混乱します。

だから徐々に情報量を増やします。

それに慣れるための心の準備をするように

お仲間に伝えて下さい・・・。」

栞はこれを他のみんなに伝える・・・。

特に男性陣は半信半疑でこれを受け止める・・・。

すると左側のイルカが何か高い声のような音を出す・・・。

すると他のみんなには頭がとてもすっきりしたような感覚がやって来た。

頭がとても軽くなったような気分・・・。

例えて言うならば・・・

脳の中だけが地球の重力から解放されたような感覚におそわれた。

とても気分がいい・・・。

今まで味わったことがないような開放感があった・・・。

このままじっとしていたいような気分だった。

周りの物がすべて明るい光につつまれている・・・。

特に海の水がこんなにもきれいだったのかと思うくらい輝いている・・・。

同時に周りの人間が放つまばゆい光にも見とれる。

やまとは思った・・・

これはみんなが本来持っている命の輝きなんだって・・・

ダンも石嶺教授も同じことを感じているらしい・・・。

もちろんすべての成り行きを深く理解しているジョアンも・・・。

その時・・・

急にイルカの言葉が頭の中にはいって来た・・・。

と言うよりそれは今までに経験したことがないような

たくさんのイメーが氾濫したような感じ・・・。

栞に聞いていたのでそれに対して心の準備をする・・・。

その方法とは・・・

ひたすらリズムを自分で整えて深呼吸をすること・・・。

しばらくすると落ち着いてきた・・・。

その時イルカの伝えるイメージがビジョンとして

頭の中に伝わって来た・・・。

「みなさん初めまして・・・。

僕はイッピー・・・

僕の隣がラヒーリオ・・・

向こうがつきの・・・

その隣がワクーマ・・・

僕たち二人は共に大地にはぐくまれる精霊・・・

意識を持つエネルギー体です。

つきのとワクーマは本当のイルカ・・・。

彼らはイルカの中でも特に霊性の高い存在です・・・。

今あなた方に特別に楽になる呼吸をしてもらうように脳波を同調させています。

その呼吸は自然のリズムと同調しています。

ご存じだと思いますが・・・

呼吸は脳波と深い関係を持っています。

深い呼吸は脳波を落ち着かせる効果があります。

逆に脳波を同調させると深い呼吸が生まれます。

そのリズムをよく体で覚えて下さい。

この呼吸法だけであなた達の体にとてもよい変化がおきます。

そしてこの呼吸のリズムが続く間は僕たちと

お話をすることが出来ます。」

イルカ・・・あるいは精霊・・・はみんなにこれだけのメッセージを

直接脳に送りこんできた・・・。

それはある意味とても大きな容量の情報・・・

しかしそれにかかった時間はほんの一瞬だった・・・。

そして同時にとても鮮明にみんなの頭に届いた・・・。

やまとはあわてて「よく分かりました・・・ありがとう。」・・・と言葉に出して言おうとした。

するとすぐに栞に声を出すことを止められた・・・。

声を出せば呼吸が乱れてしまう。

同時にイルカがビジョンを通じてメッセージを送りこんできた・・・。

「声に出さないで意思を伝えるようにしてみて下さい。

難しくはありません・・・。

それに・・・いまやろうとしていることは・・・

水の中でも楽に意思の疎通を計る練習の意味もあります・・・。」・・・と。

教授とダンはそれを聞いて右手で「OK」のサインをイルカと仲間のみんなに送った。

すでにみんなは水の中でイルカたちと一緒に泳いでいるような気分だった・・・。

と言うよりも自分たちが・・・

本当にイルカになったような感覚にとらわれていた・・・。

やまとはぼんやりと思った・・・

こんなにも早くお互いが分かりあえるなんて・・・

まるで奇跡みたいだ・・・

言葉でこれをやっていたら・・・

とてつもない時間がかかるんだろうな・・・って。

これが・・・これから起きる事のまだ入り口にしか過ぎないことを・・・

みんなが感じていた・・・

興奮でワクワクする心を・・・

深い呼吸で懸命に落ち着かせながら・・・

続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(みんなちゃんと僕について来てね・・・僕って頼もしいな音譜あはビックリマーク

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