地球(テラ)の旅立ち 神集い 18 水中メガネはこう使う

みんな元気ですかラブラブ

前回の続き・・・グッド!

石嶺教授はクルーザーでみんなを黒島沖まで案内した。

そこは地元のダイバーや漁師には知られているが

海底に人工のものと思える遺跡のようなものがある。

船の上から見てもなんとなくそれと分かる・・・。

今まで海底遺跡と思われるものは沖縄の諸島の近海で無数に発見されている。

一番注目を浴びたのが沖永良部島沖のもの。

これも明らかに人工のものと思われる証拠がいくつか見つかっている・・・。

例えば・・・

ロープのようなもので大きな石を引っ張り上げるために付けられたと思われる

切り立つ四角の巨石の上の等間隔の溝・・・等々。

しかし沖永良部島の遺跡はいまだに自然に出来たとする説があり

これが人工のものだとする最終的な結論には至ってはいない。

しかし石嶺教授はこの黒島の遺跡が人工の建造物であるとの

証拠を発見しているらしい・・・。

しかもこちらは沖永良部島の物よりはるかに古いと言う。

それを今からやまとたちに見せようと言うのだ・・・。

ダンとジョアン、やまとと栞は教授が用意した研究所の

最新のダイビングツールを身につけて教授と一緒に潜る仕度をした。

4人ともダイビングに関してはインストラクター級のベテラン。

それだけに慎重に装置を点検する。

念には念を入れる・・・。

自分の装置の点検が終わると今度はお互いのパートナーの装置を点検する。

彼らの動きには無駄がない。

4人は石嶺教授の後に慎重に続く。

水深10メーター位のところで巨大なそれの全貌がわかる。

おそらく半分くらい砂に埋もれている・・・

砂から顔を出している部分はほとんど遺跡だとは判別できない・・・

これは明らかに古代の神殿のように見える形をしているわけでもない。

いくつかそれと思えるものが点在している。

ではなぜこれらが遺跡だと判別できるのか・・・

教授からのちに受けた説明では・・・

遺跡と思しき部分の石材の材質の色が明らかに違う・・・。

その中央の部分の土台が長方形になっていてその縦横の比率が・・・

ほぼ黄金比率になっていること・・・

さらには4辺がほぼ東西南北に面していること・・・

何よりも海底で小高い丘のように見えるいくつかの場所の・・・

全体をよく見ると遺跡のような幾何学的配置に見える事・・・

などで判断出来ると言う事であった・・・。

教授はそこからさらに下の位置から4人を呼ぶ。

彼はそこの場所の状況・・・

周りと色が微妙に違うこと・・・

材質も頭に入れておくようにみんなに支持を出す。

その場所からいったん離れ・・・

もう一度全容をみんなに案内するために30分くらいかけて

複数ある遺跡の全体を確認する。

水の中ではこれらの遺跡は巨大に見える・・・。

全体の大きさは想像の中でしか見えて来ないが・・・

やまとたちはその大きさに圧倒された・・・。

もしかすると全体の規模はエジプトの大ピラミッドくらいかも知れない。

全員が教授の指示で休憩のためにいったん船に戻る・・・。

教授は船の上で再び説明を始める・・・。

先ほど記憶するようにと指示をしたあの場所には

古代の巨大なクリスタルのようなものが隠れている。

石嶺教授はそれを偶然一人でつい最近発見した事・・・

そのクリスタルには何か文字のようなものが確認されている。

あのクリスタルは大きすぎて・・・

すぐに全部掘り出す事は出来ないが

少なくともその全容が知りたい・・・。

これだけの信頼できる友人がいれば・・・

それが可能であること・・・

そこでみんなで・・・

それを手伝って欲しい・・・と。

誰もそのことに反対するどころかみんなが目を輝かせている。

次の潜水は全員でその作業に当たることにした。

ロープや水中カメラ等を手に

みんなが再び海の中に潜水を再開しようとしたその時に・・・

船の周りを取り囲むように4頭のイルカがしきりに何かを訴えているように泳ぎながら

こちらに向かって声を出している・・・

この続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(水の中は不思議がいっぱいー・・・だからこうやって水中メガネでよーく見るんだよ・・・目

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