みんな元気ですか
友達の風さんに聞いたちょっと不思議な話・・・
あるお母さんがまだ2才にならない男の子を連れてお出かけした。
その子はやっとかた言がしゃべれるがまだちゃんとお話は出来ない。
家からバスと電車を乗り継いで目的の駅まで行く。
子供の手を引いてその大きなスーパーでお買い物をした。
帰ることになったが・・・
買い物袋で両手がふさがっているのでなかなか子供と手がつなげない。
子供は時々お母さんのもとを離れてしまって一緒に歩かない・・・。
それにお腹がすいたと言ってぐずり始める。
仕方なく母親はそのスーパーの前の公園で子供にソフトクリームを食べさせる。
ソフトクリームを食べ終わるとその子が突然公園の反対側にニコニコしながら
走って行った。
そこにいたおじいいさんのそばに行くとじっと顔を見ている。
そしてベンチに座っているそのおじいさんのひざに乗ろうとしたりする。
その子は普段とても人見知りをするので
母親はびっくりしてそれを見ていた。
そのおじいさんも子供が嫌いではないらしい。
ニコニコしながらその子の相手をしている。
若い母親もそのおじいさんの好意に甘えてしばらく子供を遊ばせてもらって
自分は少しベンチに座って休んでいた。
その様子を携帯で何気なく何枚か写真に撮った。
その夜仕事から帰った夫に昼間の出来事を話した。
そしてその携帯の写真を夫に見せた。
するとその夫は急に黙ってしまい
びっくりしたような顔をしてその何枚かの写真をじーと見ていた。
やがて彼女の方を見てこう言った・・・。
これは俺の親父だよ・・・。
行方不明になっている俺の親父だよ。
もう十数年音信不通でどこにいるかも分からないと思っていた親父だよ・・・と。
ちょうど2才くらいまでの子供は・・・
過去生の事やお母さんの胎内の記憶を持つことがあると言う。
でもこれはどう考えたらいいのだろう・・・。
単なる偶然とは思えない。
その子供はとても人見知りする子だったと言うし・・・。
(僕も・・・おじいちゃんの顔は知らないんだよ・・・)