絵の中の私 1 始まりは風と共に

みんな元気ですかドキドキ

不思議な話し・・・グッド!

その小さい女の子はおばあちゃんが大好きだった。

おばあちゃんは去年亡くなってしまった。

お母さんと一緒に田舎のおばあちゃんのお家に遊びに行った時の事。

そのお家には今もおじちゃんが一人で住んでいる。

女の子が今はいないおばあちゃんの2階の部屋にはいると・・・

壁に自分の背丈と同じくらいの大きな絵がかかっていた。

ずっと前におばあちゃんと一緒にこの絵を見たような記憶がある。

それがどんな時だったのかは分からない・・・。

それが思い出せそうな気がしてその絵をじっと眺めていた。

その絵には湖と誰も乗っていない小さなボートが描いてある。

湖の周りには森とまぶしい太陽の光。

なんだかすごく現実感がある。

まるで絵の中で風がそよそよと揺らいでいるみたいな感じ。

しばらくその絵を眺めていると

おばあちゃんの声が聞こえたような気がした・・・

気のせいかなって思ったけど・・・

おばあちゃんの優しい声はこう言ってた・・・

「ボートに乗るかい。少し遊んで行ってもいいよ。あぶなくはないから大丈夫。」・・・って。

女の子は思い出した。

おばあちゃんが亡くなる前に自分と約束したことを・・・。

「あたしはもうすぐいなくなる。

でもさびしがってはいけないよ。

会いたい時にはいつでも会えるからね。」

絵の中で木々が揺れて

水面にさざ波がたった・・・。

お母さんの声がした・・・

「クッキーちゃん、ご飯だからおりていらっしゃい。」

そうそう・・・その子の名前はクッキーって言うんだ。

もちろんニックネームさ。

女の子はつぶやいた。

「おばあちゃん・・・また来るね。

今度は一緒にボートに乗ろうね。」・・・って。

続きはいつかまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(あの夏の日はきらきらしてたな~・・・って物思いにふける僕・・・ふー・・・って失恋でもしたのハートブレイク

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