みんな元気ですか
不思議なお話し・・・
その1.
神社の境内で一人で壁投げキャッチボールをして男の子が遊んでいた。
壁投げといっても広場においてある大きな岩の平らな面にボールを投げて
跳ね返って来るボールをキャッチするだけの遊び。
その子が思いっ切りボールを投げたら
岩に当る前にボールが消えた。
文字通り消滅したんだ。
次の瞬間ボールがその子の後ろから飛んできて背中にあたった。
土地の人の間では・・・
その岩には神様が宿ると言われている・・・。
その2.
仏壇がある部屋の中で小さい兄弟が二人でおもちゃを投げて
遊んでいた。
二人の投げ合いはだんだん激しくなって行った。
お兄ちゃんが思い切りミニカーを投げつけると・・・
そのミニカーが空中で消えた。
探したがどこにも見つからない。
隣のリビングに行ってみるとそのミニカーがテーブルの上にあった。
お母さんに聞いてみたら
床に落ちていたので拾ってテーブルに置いたんだって言った。
締め切った部屋からどうやって隣の部屋に飛んだんだろう・・・
その3.
その子が子供の頃・・・
49日の法要で家族や親せきが家に集まった。
その日はお寺ではなく自宅で法要をすることになっていた。
そこは田舎の大きな旧家。
その家に伝わる古い観音様の掛け軸を出してきて
その日のために床の間に飾ってあった。
立派なお供え物も飾ってあった。
何でも話ではその観音様の絵はかなり古く由緒正しい掛け軸らしい。
お坊さんのお経が始まるとその絵が光り出した。
光は収まるどころかお経に連れて明るさを増してくる。
部屋中が金色の光につつまれた。
大人になった今でもあれを思いだすと
ありがたい気持ちになると言う・・・
(この世はね・・・見えない世界も半分あるんだよ)