地球(テラ)の旅立ち 神集い 22 アルハンブラ宮殿

みんな元気ですかドキドキ

きのうの続き・・・グッド!

僕たちの脳の中に静かな・・・しかし確かな変化が起きていた。

やまとはぼんやりと考えていた・・・

この脳の変化はおそらく自分に想像もつかない新しい世界のとびらを

開いてくれる事になるだろう・・・

そしてこれがすべて今までに気にも留めていなかった

呼吸と関係している・・・

感情が乱れると呼吸が乱れる。

しかし呼吸を変えることによって脳にこれほどの変化が起きるとは・・・

呼吸の持つ意味は自分が考えている以上に大きいのかもしれない・・・と。

イルカたちに案内されて海にはいる事にした・・・

最初に栞とやまとそれに教授とジョアンが潜る。

ダンが船に残る。

潜水をするときには必ず誰かが船に残り何かの時のために備える。

ダンがその役をかって出てくれた。

やまとたちは潜水を開始した瞬間に不思議な体験をする。

彼らの呼吸はまだイルカ(精霊)に同調したまま。

今までに潜った時には遺跡はある意味

遺跡の残骸のようなものとして目に映っていた。

しかし今回はまるで光景が違って見える・・・。

あたかも遺跡が目の前にすべて

よみがえったような景観が広がる。

そこにいる全員がこれがイルカ(精霊)のくれた

能力のおかげだと気付いた。

みんながその景色に驚いていると

すぐにイルカが脳内ビジョン通信で説明をしてくれた。

「これは遺跡が持ついわば生体オーラのようなもの。

この遺跡が人と共にあった時には遺跡は生きて命を持っていました。

そして何万年経ったいまも彼らは

その命の痕跡を伝えているのです。

いまあなた達は遺跡を見ているのではなく

遺跡の命の痕跡を見ているのです・・・。

この遺跡は特に神殿のような目的があり

単なる生活のための建物ではありませんでした。

このためこの遺跡は特殊なオーラをいまだに発しています。」・・・と。

続いて精霊の姿をとるイルカは再び説明を始める・・・

「この遺跡は今の地球上のどの遺跡にも似ているものはありません。

しいていえばスペインのアンダルシア地方に残る

アルハンブラ宮殿のような施設を持っていました。

アルハンブラは宮殿のほかに・・・

祈りの場所や病院や図書館や学校やその他の

複合的な公共施設から成り立っていました。

アルハンブラはイスラム文明の出先の都市でした。

イスラムの中心は北アフリカにありましたが・・・

アルハンブラはヨーロッパに目を向けた

いわばイスラムの玄関のような都市だったのです。

この海底遺跡も当時の首都アスカの出先の都市でした。

アスカは当時日本にとても関心を持っていたのです。

だからこの都市には日本に対しての玄関の意味と・・・

アスカの文明のすべての謎を解くカギが隠されています。

この都市を通じてたくさんの智慧と知識が世界中にもたらされました。

ちょうどアルハンブラが中世ヨーロッパに対して

多くのより進んだ智慧と知識をもたらしたように・・・。

ここには都市に必要なほとんどの施設がそろっていました。

礼拝の場所や図書館や病院や学校など・・・。」

やまとたちにはその施設の概要(のオーラ)がおぼろげながら見えていた。

このあたりの海の透明度は世界中の海の中でもかなり高いが

それでも見渡せるのは太陽の光の下でおよそ周囲50メートルが限界。

しかしその見えている範囲の光景だけでも

彼らにはその威容を感じるには充分すぎるほどだった。

点在する大きな建物・・・

その施設の周りを取り囲む豊かな森・・・

すべてが水の動きに合わせるように揺れている・・・。

イメージの中で絵を見るように・・・。

やまと達は息をのむその威容に圧倒されていた・・・

しかし実際に息をのむわけにはいかない・・・。

なぜなら全員の呼吸がイルカ(精霊)と同調していたから・・・

やまとはちらっと教授を見る・・・

彼がこの光景をどれほどの思いで見つめているか痛いほどわかる。

その学術的価値は計り知れない。

しかしこの光景は記録に残すことは出来ない・・・

なぜなら・・・ある意味・・・幻影を見ているのだから。

出来るのは・・・記憶に残す事だけ・・・

しかしやまとたちはそれが記憶だけで終わらない事を後で知る事になる・・・

この続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(あっちさす~い、こっちさす~いと海底遺跡をしっかり見て回る僕・・・おいらイルカだ~い・・・うお座

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