みんな元気ですか
もう一度きのうのお話について・・・
きのうのエレナの動画を見てくれてありがとう。
僕はきのうのお話を読み返してみた・・・。
そしてなんだか大切な事を忘れていたような気がした。
それがなんなのか自分でもその時にはよくわからなかった。
でも今それがはっきり分かった気がしている。
だからもう一度エレナの事を書こうと思う。
彼女は5才の時に脳腫瘍が見つかった。
そして6才で亡くなった・・・。
それはつらい闘病ののちの安らぎだった。
経験した人は知っていると思うけど・・・
抗がん剤は本当につらいらしい。
それが6才の小さな女の子にとって
どんなに大変だったかを思うといたたまれない気持ちになる。
彼女は自分の病気が死に至る病だって知らされていなかった。
両親もお医者さんもまだ小さな子供にそれを知らせるのは
かわいそうだって思ったんだ。
でもエレナは6才にしては賢い子供だった。
自分がもう長くは生きられないことを
間違いなくさとっていたんだ・・・。
だからあの愛のメッセージをたくさん書きのこした。
自分が死んでから見つけてもらうために・・・。
自分がどんなに両親や妹を愛していたかを
知ってもらうために。
それは両親から受けた愛に対しての
エレナの心からのありがとうのメッセージでもあったんだ。
僕は思うんだ・・・
まだ6才の小さな女の子にとって
自分がもうすぐ死ぬって事を知るって
どんな思いなんだろう。
彼女はそれを立派に受け止めた。
だから・・・
自分が亡くなった後でたくさんの愛を
みんなに受け取って欲しくて
たくさんのメッセージを
家の中のあらゆるところに隠しておいたんだ。
それを長い時間をかけて見つけて欲しくて・・・
いつまでもいつまでも・・・
見つけて欲しくて・・・
エレナのパパはその気持ちを知って
最後の一枚を探すのをやめたんだ。
もしそれが見つかったら
もうエレナの事が終わりになるような気がして・・・
もうエレナの事を忘れてしまうような気がして・・・
たくさんの愛を心からありがとう・・・エレナ。
(いつか天国で君に逢えたら・・・僕は迷わず言うのさ・・・愛を教えてくれてありがとう・・・って)