みんな元気ですか
きのうの続き・・・
「宇宙からの帰還」にはこんな事が書いてある。
地球上の生命は空気と水によって保たれている。
その空気は運動会の大玉転がしの大玉位に地球の比率を
小さくすると空気の層は厚さ2ミリにしかならない。
水はもっと薄い・・・
地球上の水を全部集めてこれを地球全体に広げてみると
水の厚さはわずか0.16ミリの薄い膜
にしかならない。
この薄膜のあいだに地球上のすべての生命が存在している。
写真では絶対に伝わらない宇宙から見た地球の青の美しさは
この薄膜の空気と水が作り出したもの・・・。
大気が青く見えるのは大気が青色の波長の光を散乱する性格を持つため。
だから地上から晴れた空を見上げると青く見えるのと同じように
宇宙空間から地球を見ても大気圏が青く見える。
つまり地球の青さとは水圏と気圏から構成される
生命圏(バイオスフィア)の持つ青さである。
宇宙飛行士たちが地球の美しさをあまりにも強烈に感じたのは
地球が見掛け上美しいと言うだけでなく
そのもっとも美しく見える部分に自分が所属する
バイオスフィアがあると言う無意識のうちの
認識が大きく働いていたようである。
「宇宙から地球を見るとどこにも国境などない」
と言うのは比喩的な言い方ではなく
本当に彼らが直観でそう感じたからなんだと思う。
NASAの宇宙飛行士第3期生でアポロ7号に搭乗した
ドン・アイズリの表現がもっとも上手く
この事を説明している・・・。
「地球にいる人間は結局地球の表面にへばりついているだけで
平面的にしか物が見えていない。
平面的に見ている限り平面的な相違点がやたら目につく、
地球上をあっちに行ったりこっちに行ったりしてみれば
違う国はやはり違うものだという印象を持つだろう。
風土が違うし、住んでいる人も違う。
人種も違う。
民族も違う。
文化も違う。
どこに行っても何もかもが違う。
生活様式から食べ物、食べ方まで違う。
どこに行っても違いばかりが目につく。
しかしそのちがいと見えるすべての物が
宇宙から見ると全く目にはいらない。
マイナーなちがいなんだ。
宇宙からはマイナーな物は見えず、本質が見える。
表面的な違いはみな消し飛んで同じものに見える。
相違は現象で、本質は同一性である。
地表でちがうところを見れば、なるほどちがう所は違う
と思うのに対して、宇宙から違うところを見ると
なるほど違うところも同じだと思う。
人間も地球上に住んでいる人間は種族民族は違うかもしれないが
同じホモ・サピエンスと言う種に属するものではないかと感じる。
対立・抗争というのはすべて何らかの違いを前提としたもので
同じ物の間には争いがないはずだ。
同じだという認識が足りないから争いが起こる。」
これこそが小さな宇宙人アミが
友達のペドゥリートに説明した物の見方のような気がする・・・。
宇宙から地球を見ると言う事はきっと
地球の本質を見ると言う事なんだ・・・
宇宙からみんなで地球を見る事が体感出来たら
何かがきっと変わるような気がする・・・
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