みんな元気ですか
ちょっと不思議な話し・・・
この世と並行してもうひとつの世界があるという。
裏の物理次元とも言う。
その世界は私達の世界とほとんど同じ。
まるで鏡の中のように。
だから我々のこの世界と同じ人たちが住んでいるらしい。
もちろん自分と同じもう一人の自分もいる。
普通はその世界とこちらとは行き来出来ないけど
何かの拍子で行き来できるようになる人もいるらしい・・・
こんな話がある・・・
その1.
大分前その子が小学生の頃。
お正月で親戚の人たちが来てて
大人たちは酒がはいりみんな賑やかに茶の間で談笑してた。
その子がトイレで用をたし茶の間に戻ろうと思ったが
ドアを閉めた奥の部屋から電気の明かりがもれていた。
誰もいないはずなのにと思ってドアを開けたらおばあちゃんが
畳にすわりながら背中を下に向けてなにか
書物のようなものを読んでた。
それを確認してから茶の間に戻ったらなんと
そのおばあちゃんがいるではないか・・・・。
その子が「ばあちゃん、今、部屋にいたよね。」 と聞いたら
彼女は「さっきからずっとここにいたよ」 と答えた。
部屋から茶の間まで歩いて10秒もかからない距離にあるのに・・・・。
不思議に思ってすぐ祖母の部屋に確かめに行ったら
電気すらついてなく真っ暗だった。
その2.
ある女の子が子供のころ。
買い物中に母親がたまに二人になる。
二人に分裂する瞬間を見たわけでないけど
買い物なんかに連れていかれると
店の中の棚を隔てて向こうとこっちで同じ顔同じ服の母親が
2人になっている。
両方の傍らからそっと見上げて見比べるのだけどどっちも本物だった。
そのたびにとりあえず何か買ってくれそうな方を選んでいたけど、
記憶の混乱というにはあまりにリアルだった。
どっちもその子の顔を見て名前を呼んだし。
その子はそのことを忘れたことはない・・・
なぜだか知らないけど向こうの世界から来る人は
いつも何かを調べているような気配がある。
本を読んだり店の中を調べたり・・・
その人たちは向こうから来たそ日に
こちらの人と同じ服を着ているのは
なぜだろう・・・
それにこっちの世界からあっちへ行って
帰って来れない人もいるらしい・・・
(僕がまだ知らないこと・・・たくさんあるんだな・・・ぞわぞわ・・・って、おい、そんなに考え込むなよ)