みんな元気ですか
友達の木のお話し・・・
今東京は乾燥しているけどいいお天気が続いてる。
きょうはお散歩の途中で
僕の友達のイチョウの木といろんなお話ししたよ。
イチョウの木はすごくかしこい
僕にたくさんの事を教えてくれる。
今あるイチョウの木はほとんどが人間が植えたものだから
山奥にはいないんだって。
だから古くから人間とは友達。
イチョウの木のはなしだと・・・
植物はみんなどれも人間の役に立ってるし深い関係がある。
地上の生き物のために空気をきれいにしてることはもちろんだけど、
鳥や動物のために果実や種子など食べ物を提供するだけでなく
お薬の役目もする。
僕もおなかの調子が悪い時に草を食べると治ることがよくある。
小鳥や野生の動物も体が病気になった時
どの葉っぱや草を食べるといいか本能で知っている。
この病気にはどの植物って知ってる。
ちゃんと使い分けるんだ。
植物はその役目を人間にもっとわかってほしいんだ。
たとえば初夏に咲くアジサイの葉っぱや
夾竹桃や水仙の根っこには毒があるけど
それを理解してくれれば薬草にもなる。
トリカブトだって漢方薬で使うしね。
そういえば余談だけどトリカブトの根っこの成分を
昔「ブス」って言った。
あの(あまり良くない言葉の)語源はここから来てるんだよ。
口に入れると顔の筋肉が弛緩して表情が消えるから
そこから来てるらしい。
それに植物はみんなが目に見えないところで人間のためにもっと働いてるんだ。
たとえば桜の木はその場所の浄化をする
それだけではなくて桜の花は季節のリズムを一気に変える力がある。
そしてイチョウの木は人間の考えることや創造力を助ける力がある。
大学や学校の構内には大きなイチョウの木がよくあるよね。
多分そんなことを知っていた人がイチョウの木を選んで植えたんだね。
今は寒い冬。
でももうすぐ春が来る。
知ってるかい・・・
植物は季節のリレーをするんだ。
桜の花がイチョウの新芽に
イチョウの新芽がつつじの花に
だから桜とイチョウとつつじは一番の友達なんだよ。
(お散歩の後は土ぼこりでお口がなぜか汚れる僕・・・パパに洗ってもらうんだ)