意味を持たない言葉でも

みんな元気ですかドキドキ

ちょっといいお話し・・・グッド!

「ア、ア」 「ウン、ウン」

久しぶりにローカル線に乗ったら

わたしの座席の前は

生まれて間もない赤ん坊を抱いた

まだあどけない若い母親だった

「ウン、ウン」 「ウン、ウン」

若い母親は赤ん坊の顔を

一生けんめい見ながら

大きなほっくりをくり返していた

赤ん坊はしきりに

「ア、ア」と声を出しては笑った

その度に母親は

「ウン、ウン」をくり返した

なんと満ち足りた光景・・・

「ア、ア」

「ウン、ウン」

それだけでこの母子の会話は通じる

いのちといのちの言葉だからだ

まだ意味を持たない

原点の言葉だからだ

分別以前の魂の言葉だからだ

赤ん坊の顔に日が差してきた

わたしは日よけをおろしてやった

電車は若葉のまぶしい

山あいの鉄橋にかかっていた

「相田みつを」は短い一言の言葉だけではなく

こんな作品も残していました。

(にんげんだもの・カセット版 文化出版局より)

母親と赤ちゃんとの会話ですが

お父さんにははいる余地はなさそうです・・・

イッピーの独り言

(君にもあったよね・・・小さい時・・・お母さんと二人だけの世界がラブラブ

ペタしてね

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