みんな元気ですか
痛みをかんじるこころのお話し・・・
いつかおばあちゃんが教えてくれた
渡り鳥はいつも群れと一緒にいる
でも傷ついて群れから離れた渡り鳥は
もう渡り鳥じゃない
そこがその子の最後の地
ほかの鳥にいじめられてももう泣く事も出来ない。
親の無い子は声を出しては泣かないそうです。
声を出せないのじゃない
出してもむなしいからです。
どんなに泣き叫んでも誰も来てはくれないからです。
声を出して泣ける子は幸せなんです。
何も考えずに泣く事が出来るのは幼い子供だけです。
声を出してもむなしいと分かってしまった子供の悲しみは
底なし沼よりもきっと深い。
そんな子がいたら近づく事さえできません。
そっと離れて見守っているしかありません。
でもそんな子も
声は出さないけれども泣いています。
もしあなたがそんな子を見たことが無いのなら
あなたはもう見る必要がないからか
今はまだその時期ではないからかもしれない
どちらにしても
その痛みに心を震わせる気持ちがあれば
あなたはもうそんな子に会う事はないかもしれない
なぜならあなたは
その心の痛みをもう卒業したのだから
もしかしたらいつかある国で遠い昔
その子があなた自身だったのかもしれない・・・
(泣き疲れて眠る僕・・・あっ、僕って泣けるから幸せなんだ・・・)