みんな元気ですか
マントラのお話し・・・
マントラは音に秘められたエネルギーをいただいて
祈りの力を強力に増幅する作用を持つ。
マントラは「真言」とも言う。
新約聖書ヨハネの福音書第1章第1節には「初めに言葉ありき」・・・とある。
特別な音が宇宙を生まれさせたことになっている。
そしてこの書が書かれたのは古代エジプト王朝が滅び(B.C.30年)
ローマ帝国に支配された少し後の事。
つまり新約聖書には古代エジプトの智慧が取り入れられていると思うのが自然。
その聖書に出て来るこの言葉「初めに言葉・・・」にはそれなりの特別な意味があるように思える。
おそらくその頃最も人々が大切にしていた音とは古代エジプト王朝が大切にしていた
信仰と深いかかわりがあるとすれば太陽神「アメン」かもしれない。
この言葉は歴代ファラオの名前にも使われている。
例えば「ツタンカ・アメン」のように。
なぜこの言葉がこれほどまでに意味を持っていたのか・・・
ピラミッドのキャップストーンに・・・
あるいは「契約のひつぎ」の中身に・・・
人々は畏敬の念を持っていたからではないだろうか。
人々の意識の中でこの石はアメン神と密接な関係を持っていた。
そしてこれがキリスト教の祈りの言葉になっているのは偶然ではないような気がする。
なぜならこの石の力は神の力そのものだったから・・・。
それは世界中に広まった・・・神につながる音として。
同時にこの音はそれ以前の文明でも力を持つ音として意味を持っていた。
その音がもたらされたもともとの文明
ム―やレムリアやアトランティスでも神とつながる音として。
キリスト教ではそれが「アーメン」・・・祈りの音として
チベット密教では「アオームー」・・・瞑想時に魂を誘導する心音として
日本では「天→あめ」・・・空の上にすむ神を意味している。
例えば・・・「あめのみなかぬしのみこと」・・・最初に天と地を作った神。
「あめ…」の神が最初に宇宙を作ったのは
聖書の「初めに言葉・・・」があって宇宙が創成された事と
似ているのは偶然ではないような気がする。
また神社のコマ犬で知られる「阿(あ)」と「吽(うん)」
も神の社(やしろ)を守っている・・・その音によって。
話しは変わりますが以下に真言の中でも最も力を持つと言われる
音を紹介してみます。
「般若心経」です。
古代インドから玄奘僧正が中国に持たらした経典ですが
もともと古代パーリー語の音に近い意味を持つ漢字をあてただけなので
この文字自体を解読するのはあまり意味がないと思います。
例えば英語の「コカコーラ」が中国語では「可口可楽」とされているようなもの。
しかしこの経の音はもともとの言葉の持つ音霊を大切にしているので
たとえチベットの僧侶が唱えても日本の真言密教の僧侶が唱えても
ほとんど同じ発音です。
仏説摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子
色不異空空不異色 色即是空空即是色 受想行識亦復如是 舎利子
是諸法空相 不生不滅不垢不浄 不増不減 是故空中
無色無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界乃至無意識界
無無明 亦無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得
以無所得故 菩提薩垂 依般若波羅蜜多故 心無罫礙 無罫礙故 無有恐怖
遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故
得阿耨多羅三藐三菩提 故知 般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪
是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚 故説 般若波羅蜜多呪 即説呪曰
羯諦羯諦波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経