ある東電女子社員の福島原発での告白が話題になっています。
「東電女性社員 原発で作業したことを誇るとmixiで実名告白」
(16日 NEWSポストセブンより)
福島原子力発電所の推移に注目が集まる中、ソーシャルネットワークMIXIで、東京電力の社員が実名を公表し日記を公開していると話題になっている。
この日記を書いた「東京電力 福島第二原子力発電所電気機器グループ」に所属と名乗る女性は「一人でも多くの人に知ってほしい。悪用防止のためコピーではなくURL公開して下さい」と書いているため、当サイトもこの日記を公開する事にした。
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みなさんへ、
今日朝方発電所から避難させられ福島の親戚の家で家族と合流しました。おりあえず私は無事です。
お前だけは安全なことろに行け・・・と言われ泣きながら企業さんの車で発電所を後にしました。
東電はすごくたたかれている・・・でも逃げずに命がけで作業を続けているのも東電です。
どうか非難しないでください。私も東電の社員としてきのうまで現場対応にも参加していました。
大津波警報の中夜中の3時までぁ日基も見えないまま死ぬ覚悟で海の目の前での復旧作業・・・
冷却機能のある機械は海側のため津波でやられてしまい、なんとか復旧しようとみんな必死でした。みんな疲労と空腹と闘いながら足を引きずりながら作業に当たっていました。
冷却機能を復旧出来なけれが第二原発も第一原発のように爆発が起きていました。それを防いで全号機冷温停止させたのも東電です。
発電所を見捨てて逃げればこんな状況では済まされません。逃げずに立ち向かっているんです。
津波の影響は想像をはるかに超えていました。地震だけであれば第一原発の爆発も起きなかったんです。
みんな自分の命を顧みず停止する作業を全うしています。多々噂があるけど避難勧告の圏外にいれば健康に影響あるほど浴びる可能性は低いです。健康に影響があるほど浴びるのは発電所で頑張ってる作業員のみんなです。寝ず食わずで現場に行っています。
噂に左右されず避難勧告圏外へ避難して外気になるべく触れないようにして下さい。
彼氏は今もずっと発電所で夜勤を続けてます。今はただ皆の安全を祈るしか出来ない・・・
一番怖いのは発電所で作業している皆です。逃げずにそれに立ち向かっているのは東電と関係企業さんです。
家族と連絡がつかない人もたくさんいるけど現場へ向かい作業をしています。それだけは忘れないでください。
ひとりでも多くの人に知ってほしい。
悪用防止のためコピーではなくURL公開してください。
発電所のみんなは逃げずに今も戦っています。
住民の皆さまには不安な思いをさせて大変申し訳なく思っています。
誹謗中傷覚悟の上で名前も載せます。
皆を守るため自分の命と引き換えに今も作業をしている人がいます。
こんな状況ですが、自分の命を顧みず立ち向かっているみんなを見て一緒に復旧作業に当たることが出来て、東電社員であること、福島第二原発所員であることを誇りに思います。
早く発電所へ戻り復旧作業に行きたいです。
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転載終わり
3月15日21:36にエントリーされた記事です。
16日時点で800件のコメントが寄せられているそうです。
(現在記事が削除されているかもしれませんので実名の転記は
避けました。)
この話を記事を読んだ時に直接関連はありませんが
あるサイトで見たこんな事を思い出しました。
阪神大震災の時の事です。
にちゃんねるに載っていた話だそうです。
≪死者6,433人、重軽傷者43,792人。被害額約10兆円。≫
「若者の代表としてひとつだけ言いたいことがあります・・・」
焼け野原に立つ避難所の一角で、その青年は拡声器を握り締めて話し始めた。
真っ赤に泣きはらした瞳から流れる涙をぬぐいながら、
搾り出すように、しかしハッキリと話を続ける。
「これから僕らがこの神戸を立て直していかなければなりません。
その後ろを押してくれたのが自衛隊の人達です」
周りにいた大人達も涙を流し、そして思わず、
今日別れることになった陸自・災害派遣部隊の人々に駆け寄る。
「長い間、ありがとうございました!」
青年はそう叫ぶと、ひとりの自衛官の胸に飛び込み、
そして声を出して泣き出した。
自衛官も頼もしい腕で抱きしめ、共に泣いた。
”自衛隊さん、ありがとう”
そう書かれた横断幕が風で揺れる中、
自衛隊最大の任務はここに幕を閉じた。
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この二つの話しの間には共通するものがあるような気がします。
最初の原発の記事には多くのコメントが寄せられていますが
中には社員として当然のことをしたまでだ・・・という意見もあったそうです。
もちろん頑張れの応援メッセージの方がはるかに多かったとは思いますが。
どちらのお話しも胸をゆさぶられるような気持ちになります。
そして心から・・・ありがとう・・・。
Love always
(おっといけねー・・・おいらジーンと来ちまったぜ)