今日の産経新聞や読売新聞が伝えるところによりますと
「この夏場には深刻な電力不足が東京電力管内で予想されるため
法律で電力の強制的な使用制限を(電気事業法第27条)発動する
方針を海江田経産相が明らかにした」そうです。
1974年のオイルショックの時にこの法律は一度発動された事があります。
なんだか35年前の日本に戻ってしまうような印象です。
ただこの法律の対象になるのは電気をたくさん使う大きな事業所に
限るとの事ですので一般の家庭には影響はあまりないと言えそうです。
しかしなんだか少し暗い気持ちになります。
なぜならこの法律の影響を思うまでもなく
最近の計画停電の影響で国内の産業が冷え切っているからです。
電気が止まると言う事が分かっているだけで工場などによっては
前もって機械を止める必要があり、一度止めた機械は種類によっては
・・・例えば熱処理関係など・・・停電の間だけの影響では済まないケースもあります。
暗い気持ちと言えば同じくきょうのニュースでは
香港の日本料理店が大量に倒産する可能性があると伝えています。
理由はもちろん日本から来る食材に対する放射能についての誤解からですが、お客さんがほとんど来なくてどの店も閑古鳥が鳴いているそうです。
食材の仕入れ先を変えたりして安全を強調してもほとんど効果が無いようです。
「日本」のイメージが一度悪くなると元に戻るのにはかなりの時間が
かかるのだと思い知らされてしまいます。
これからあたたかい季節に向かうのになんだか日本の経済は冬の時代に向かいそうな予感です。
不安を煽るつもりではありませんが現状認識もある程度大切なので
予測分析も取り入れた生活の設計が必要になると思います。
ところで節電はゆかたな選択支の中でのライフスタイルと書きました。
そのことについて宇多田ヒカルさんも同じような趣旨の
発言をツイッターでしている様です。
引用します・・・
「最近、東京のビル、お店、病院も節電のために照明の量減らしてるけど、正直これで充分明るいじゃん? と思う。前が明る過ぎたというか。外国に比べて日本の町って外のライトも屋内も明るいんだよね。」
と述べているそうです。
夜道の街灯などの明るさを必要とする人の立場から
反対意見も上がっているそうですが賛成する人の方が多いようです。
もうひとつの記事
お笑いの有吉弘行(ありよしひろいき)さんの発言に関する記事です。
3月27日に更新された彼のツイッターで、彼は次のようにつぶやいています。
「小学生の女の子『お母さん、自転車のライトつけていいの? ダメだよね?』 微笑まし。。。」
恐らくこの健気な女子児童は、電気を大切にしなくてはならないということを母親などに再三言われていているのでしょう。彼女は夜道を明るく照らす自転車のライトも、節電しなくてはならないと思ったようです。心が温かくなるような、女児らしい純粋でかわいいアイディアですね。
イッピーの節電のライフスタイル提言は選択支がある中での節電について述べたものでした。
しかし半ば強制的にせまられる節電はなんだか心の不自由さを感じてしまいます。
そうならない事を祈ります。
でも・・・やっぱり早く慣れておいた方がいいのかな。
(んー、難しい問題だな・・・でも気にしないで節電ライフはやってみたら・・・)