契約のひつぎ 45 封印と鬼門

みんな元気ですかドキドキ

前回の続き・・・グッド!

霊能力はいつしか姿を変えました。大自然との対話のためではなく

権力と結びつき権力の維持が最大の目的になってしまったのです。

それと共に大きく変わってしまった事があります。

もう一度思いだしていただけますでしょうか・・・。

大自然にも「大いなる意志と意識」があることを。

スサノオ・ニギハヤヒは大自然と共に栄える仕組みを作りました。

この仕組みは人間の方から一方的に大自然に力を求めるものでは

ありませんでした。人間と大自然のお互いが協力する仕組みだった

のです。大自然の方も自らの意志で人間に力を与えていました。

その最大の仕組みが龍脈のエネルギーを人間社会に注ぐ事でした。

社会政治体制や農耕や商業や民の個々人の「運」や家族の「和」にも、

およそ目に見えない計り知れない程多くの恩恵が注がれました。

スサノオ・ニギハヤヒは日本全体を「いやしろち」になるようにしました。

7世紀前半突如この仕組みは人間の手によって壊されしまいます。

人間と大自然の協調体制は崩れます。

スサノオ・ニギハヤヒの遺志は少なくとも直系の子孫である物部氏の

一族には受け継がれていました。

しかし時の権力者には大自然の龍脈のエネルギーが全体に注がれる

事よりも一族の権力の維持と繁栄が優先課題でした。

そのために大自然と強調するための霊能力を封じました。

その封印は大規模な物でした。「まつりごと」の方針転換は国家規模です。

歴史の記憶を完全に変えることからはじめられました。

それまであったスサノオ・ニギハヤヒ関連の神社の大規模な改名の勅令

を当時の天皇の命令で出させた形跡があります。

合わせて古事記・日本書紀による史実の改ざんをします。人々の記憶

にまで踏み込んで強制・弾圧をします。地方に伝わる言い伝えを書いた

文書の大規模な焚書(本を燃やすこと)も行います。さらに新たな

シンボルの神々の創造も同時に行います。一族の家系の正当化及び

権威付けを計ります。巻き返しを謀った人物の徹底的な弾圧・封印及び

史実のねじ曲げをします。ちなみに今でこそ悪人で有名な「弓削の道鏡」

などはその犠牲者です。弓削氏はもともとニギハヤヒの子孫でした。

弓削の道鏡事件は物部氏による最後のむなしい抵抗だったのです。

おびただしい数の人物・事物が封印されました。いまでも全国にその時

封印された龍達が眠っています。

この新興勢力の最大の目標は大自然の龍脈の封印でした。

スサノオ・ニギハヤヒが作った大龍脈のエネルギーの導入部が

大小いくつかありました。これらの大自然との接点を完全に封じ込める

事によって大自然の意志が反対勢力の為に働かないようにすることが

一族の権力をゆるぎない物にするために必要だったのです。

彼らはこの大自然のエネルギーの導入部・・・「風穴」(ふうけつ)を

「鬼門」とあらたに名前を付けました。イメージを一新したのです。

それまでは大自然=神との対話と交歓の場所だったのです。

かつてそこは神聖な場所でした・・・。

それがまがまがしき鬼や邪の入って来るところという

全く正反対の観念と記憶を人々に植えつけました。

強制された人々の思いは「引き寄せの法則」と「想い」の想念により

鬼門を本当に鬼門に変えて行ったのです・・・。

続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(マウイ島のサンセット目

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