いるみなてぃー 3 ブータンの幸福

みんな元気ですかドキドキ

前回の続き・・・グッド!

食料を確保するために農業の確立を急いだ時代は

まだ日本の黎明期でした。

イッピーのお話にも出てくるスサノオの日本統一から始まって

二ギハヤヒが奈良の三輪山に日本最初の都を作ります。

その頃のお話はこちら・・・

参照→徐福の夢 日本統一

その時代は決して豊かではありません。

やっと日本が統一され食料を確保するために治水灌漑・・・

農業用水の整備・・・が行われました。みんなが一つになって

これまでに見たことがない新しい国を作る夢に燃えていました。

物が豊かではない時代ですが心はとても豊かなんです。

大自然と話をする心のゆとりをだれもが持っていたのです。

おそらく山に咲く花とも会話をしていたのかもしれません。

その名残が三輪山の大神神社(おおみわじんじゃ)で始まった

「花鎮めの祭り」にあります。4月18日はいまでこそ日本各地の

スサノオ・二ギハヤヒゆかりの神社でこのお祭りがおこなわれますが、

このお祭りは二ギハヤヒが始めたんです。土地でとれる薬草や花を

神様にお供えして大自然に生かされている事に感謝を捧げるんです。

貧しいけどこころ豊かなんです。

なんだか先日来日されたブータン国王ご夫妻を思い出します。

真剣に大自然に祈りをささげる当時の人々の姿が目をつぶると

浮かんでくるようです。

「貧しいけどこころ豊か」というと「おばあちゃんの知恵」を

思い出します。子供が転んで擦り傷を作った時は庭に生えている

どくだみの葉っぱを膝小僧に張り付けたり、煮物のおいしい作り方を

知っていたり、汚れをどうやってきれいに落とすか・・・の知恵の事です。

物がなく貧しいときにはこのような知恵が働きます。

今はすっかり忘れて遠い記憶のような気もしますが先日の東北大地震の

あと節電が叫ばれました。電車の駅や家庭でも節電で部屋を暗くしたり

しました。日本中が照明を落として世界が暗くなったような気がしました。

その時あることを思い出しました。イッピーは以前フランスに3年ほど

住んでいました。パリはあの時の日本よりもっと照明が暗いのです。

フランスを訪れた方はお分かりかもしれませんがパリの地下鉄の駅は

日本と比較すると本当に暗いんです。駅の古いレンガがすすけて暗い

印象を持つということもありますが照明自体が暗いんです。

フランスでは節電は国家的命題なんです。

(ヨーロッパで一番原発が多い国でもあります。)

高級マンションでも廊下は人が歩く時しか照明がつかない所が多く

ありました。自動センサーで消灯しないときは自分でスイッチを点滅して

廊下を通ります。部屋の中も間接照明が主流です。

天井に手軽に蛍光灯をぶらさげる習慣はフランスにはないんです。

だから壁際に背の高い電気スタンド・・・なんです。ちなみに電気スタンドの

芸術「ロジェ・ギャレ」はこの環境でしか生まれないと思います。

何が言いたいかというと・・・実は適度に落とした照明は人の心を

内側に向ける効果があるということをある方にブログを通して

教えてもらいました。

(スマイルフォトコーチのクリスティーナさんです。

さすが光を相手にする写真家です!)

それを聞いたときになるほどと思いました。

フランスのパリが芸術の都だという理由がわかる気がするのです。

ブータン国は国民総幸福度に自信を持ち・・・

おばあちゃんの知恵は物が豊かでないときに伝承され・・・

芸術は制限された光の中で生まれ・・・

そして霊能力は貧しい環境ではぐくまれる・・・

これらすべてに共通点があるような気がするのです。

物が豊かな時代に生きる我々のこころが

決して豊かではない事の秘密がここに

隠れているような気がするのです。

続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(豊かさとはナニか・・・悩むボク・・・の目あせる

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