友達のイチョウの木

みんな元気ですかドキドキ

置き忘れてきた話し・・・グッド!

その小さい女の子はお人形さんはどれもみんなお話しの相手を

してくれるものだと思っていた。いつも自分のお人形さんと

お話をしていた。寝るときは自分のベッドで一緒に寝た。

お人形さんは女の子が話しかける事に全部返事をしてくれた。

お隣のお家でこんなことがあったとか今日はお庭で新しいお花が

咲いたよとかも教えてくれた。

ある日友達のお家に行ったらたくさんのお人形さんが飾ってあった。

その子はこんなにたくさんお人形さんがいたらみんなとお話しするのも

大変だろうなって思った。

だから友達に聞いた。どのお人形さんと一番お話しするのって。

友達は答えた・・・そんなことしないよ。

お人形さんはお話なんかしないんだよ・・・って。

お家に帰ってみたらもうその子のお人形さんもおしゃべりを

しなくなっていた。

その子は自分がお人形さんとお話をしていたことも

いつしかすっかり忘れてしまった。

時が流れ・・・

その子が大きくなったときにある日近くの公園に散歩に出かけた。

嫌なことがあって気晴らしに深呼吸をしようと思って出かけたんだ。

すると大きなイチョウの木が話しかけてきた。

キミはみんなとお話しできることを忘れたのかい・・・って。

するとその子は思い出したんだ。

そのイチョウの木がずっと昔友達だったことを。

小さい頃自分がお人形さんとお話しをしていたことも。

それに公園のたくさんの樹木や小鳥や犬や猫とお話をしていたことを。

その日から世界はまた輝いて見えた・・・。

イッピーの独り言

(思い出したかい・・・キミにも小さい頃それはそれはたくさん友達がいたことを・・・ラブラブ

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