みんな元気ですか
神様とおはなしをしたある男のお話し・・・
(編集再掲載です)
その男は本を書きました。
原稿をいろんな出版社に持ち込みますがことごとく
出版を断られますが最後にやっと出版にこぎつけることが出来ました。
本を売るためのプロモーションのために本屋さんのコーナーで
それほど多くない聴衆を前に自分の本の話しをします。
内容は神様について。
すると聴衆ではない中年の女性が歩み寄り
脇から叫びながら非難めいた言葉をはさみます。
「あなたの言っていることはでたらめよ。
神様なんてこの世にいないのよ。
いるのなら交通事故で死んだ私の息子をかえしてちょうだい。」
何が起きているんだろうといぶかしく思っている聴衆を前に
中年の女性はその男に向かって自分の息子の事を語り始めます。
「息子は自分が産んだ子ではない。でも心から愛していたわ。
息子にある日あなたはもらわれた子供だと話したの。
その日から息子は自分にひどく反抗するようになった。
本当のお母さんに会いたいと言って。」
「そして17歳になったある時家を飛び出すと
交通事故で死んでしまったのよ。神様はなんてひどいことをするの。」
それを聞いていたみんなは沈黙します。
その男がなんと答えるのだろうと思ったのです。
なぜならその男の本は神様について書かれていたのです。
しばらく男は困ったように女性を見つめています。
なんと答えていいか分からないような迷ったような表情を浮かべます。
しかししばらくして立ちあがると女性に近づき彼女の名前を尋ねます。
そしてその名前を呼びながらこう言いました・・・
「息子さんは自分を産んだお母さんに心から会いたかったんです。
息子さんの本当のお母さんは一年前に病気で亡くなっています。
息子さんがお母さんに会うにはこうするよりほかになかったんです。
いま息子さんは本当のお母さんにやっと会う事が出来たんです。」・・・と。
彼女はその意味が初めは分かりませんでした。
しかしやっとそれを理解した時にその女性は泣き崩れます。
男はやさしく彼女の手を取りました・・・。
最近見た映画(DVD)のお話しの一部です。
先日TUTAYAで偶然手に取った映画のDVDがこれ。
- 神との対話 映画版 [DVD]/ヘンリー・ツァーニー
- ¥3,675
- Amazon.co.jp
なんだかタイトルがあれに似てるなって思ったら
やっぱりこれでした。
ニ―ル・ドナルド・ウォルシュが「神との対話」の本を
書く前にどのよう生活をしていたのか、
どのように神が彼に語りかけて来たのかを描いた映画でした。
暗い場面が続くので全体のトーンが少し重い感じもしますが
印象に残ったワンシーンでした。
2007年にリリースされた映画です。
日本語版が一年前に出ています。
セカンドハンド流通市場でお安く買えるかもしれません。
(神様は本当にいるんだよ・・・キミのすぐそばに・・・ね)