みんな元気ですか![]()
きのうの続き・・・![]()
こんな話もあるんだ・・・
時は現代。
男女のカップルがよく晴れた秋の日に山登りをしていた。
途中から霧が出てきてどうやら道に迷ってしまった。
もう何時間も同じことろをぐるぐる回っているような気がする。
それに女性は足を痛めたようで歩くのがつらそう。
二人とも疲れ果ててしまったので一休みすることに決めた。
大きな木の幹に背中を預けて腰を落とし
じっとしているとうとうとと眠ってしまいそうになる。
しばらくして不思議な違和感を感じて男性が目を覚ます。
すると女性の口から大きな蝶がはい出してきた。
疲れているので蝶が口に止まっている位にしか思わない。
それに蝶が出るような季節ではないことにも気がつかない。
蝶はひらひらと舞いあがりどこかに飛んで行ってしまった。
しばらくするとまた戻って来て女性の口の中に入っていった。
男性はそれからまたほんの少しだけ眠ったようなつもりだったが
気がつくとあたりがもう暗くなりそうな気配につつまれている。
秋の山は日が落ちるのも早い・・・。
女性も目を覚ました。
眠ったことによって少し元気を回復していた。
そしてこう言った・・・
寝ている間に大きな蝶の夢を見たの・・・
その蝶がこちらの方向に行くともとの登山道に戻れると教えてくれた
だからこっちの方向に行きましょう・・・と指で方向を示す。
男性がそれがどんな蝶だったのかと尋ねると
彼女の答えは先ほど男性が見た蝶と全く同じだった。
何かあると感じた男性は素直に彼女の言葉に従った。
彼女は確信に満ちた様子で山道を進んで行く。
しばらく歩くと標識のある登山道に戻った。
二人は無事にその日のうちに下山することができた・・・。
次回は1話と2話の謎が明らかに・・・![]()
(蝶はこんな風に飛ぶんだよ・・・って蝶になる僕・・・ひらひら
)

