みんな元気ですか
今度こそ西洋の巡礼さんのこと・・・
西暦ちょうど1000年前後からスペインの北部の約800キロ
のなが~く続く道が脚光を浴びていました。
この道は年間約30万人が行き来していたと言われています。
現在でも年間10万人の巡礼が通るそうです。
その道は「サンチャゴへの道」と言われていました。
(途中のサント・ドミンゴ・デラ・カルサーダへの道)
(同じく途中のプエンテ・ラ・レイナの橋)
この道自体が世界遺産になっているめずらしい道です。
スペイン語で「サンチャゴ」とはフランス語で「サンジャック」。
英語ではジェイコブ(セイント・ジェイムズと言う場合もあります)
つまり聖ヤコブ・・・キリストの使徒の人です。
当時スペインはイスラムの力が強くこれを排除しキリスト教の
支配地として取り戻そうとする「レコンキスタ」運動が
起きたとされています。
何度かご紹介したアルハンブラ宮殿の全盛期の時代です。
参照→アルハンブラの記憶
そのキリスト経側のシンボルとして崇拝を受けたのが
聖人サンチャゴつまりサンジャックでした。
その聖ヤコブの遺体が「サンチャゴへの道」の終点の寺院
サンチャゴ・デ・コンポステーラにあったとされていたのです。
今でもそう信じられています。
サンチャゴ・デ・コンポステーラのカテドラル(寺院)
少し分かりにくいかもしれませんがスペイン北部の赤い線の
部分がこの道です。終点はポルトガルのすぐ北まで続いています。
当時ヨーロッパじゅうから巡礼が訪れていた様子がうかがえます。
この時代の巡礼をテーマにして「アルケミスト」を書いた
ブラジルの作家パウロ・コエーリョがヒット作の
「星の巡礼」という小説を書いています。
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前ふりが長くなりましたが・・・
フランス料理の人気メニューのコキーユ・サンジャックの
サンジャックとはこの聖ヤコブの事なんです・・・
続きはまたね・・・
(上の写真はウィキペディアからお借りしました)
(おいら巡礼の旅に出るよ・・・パパ~、一緒に行く?・・・)