みんな元気ですか
前回のつづき・・・
イチョウの木の未来のイメージ作りはさらに続きます。
そうなんですフェルナンデス・・・(あは!)
これは確定的な未来の予測ではありません。
未来を決めるのは人間です。イチョウの木はよりよい未来の
為に可能性の一つをビジョンとして話してくれているんです。
みんながこのイメージを持てばそうなるかもしれないから・・・。
話はさらに進みます。
人が植物とともにほとんどの病気と老いの問題を克服した時に
寿命が飛躍的に延びました。
このころ核家族の逆の現象の大家族化が起きていました。
老人のあたたかい知恵を求めて家族が一緒に暮らすことが
増えたんだ。老人の孤独と言う問題は消滅していた。
健康だから笑いが絶えない。だから家族の中で争いも
生まれない。大勢で暮らした方がより楽しい人生を送れるよう
になったんだ。子供を健康な老人に預けて若いカップルが
より自由に外出できるようになったし・・・
みんなが生きる事を楽しむようになった。
老人たちは実際とても健康で元気だった。年をとっても体力もある。
長い人生の経験を活かした子供の教育にはその知恵が
余すところなく発揮された。
なれない若いカップルが手探りで子供を育てるより子供たちも
幸せなんだ。しかも大家族の中で子供は家族みんなの愛情をたくさん
受けて育つんだ。
そして・・・
地球上には不思議なことが起きていた・・・。
人口が徐々に減り始めていた。極端に一度に減ったんじゃなくて、
徐々にバランスを保ちながら減って行ったんだ。
それまであまり疑問を抱かれなかったことだけど、
地球上には不思議なバランスという機能が働いている。
たとえば・・・男女の人口の比率。
極端にどちらかが多かったり少なかったりすると人類は絶滅する。
人の背の高さも同じこと。
極端に背の高い人種はいない。
身近なところでは指の長さ。
極端にどれかの指が長くなることもない。
樹木の高さ、等々どれをとってもバランスがとれている。
きみたちがあまり注意を向けない宇宙でもこのバランスがうまく
働いている。例えば太陽系の惑星の大きさと太陽からの距離は
まるで芸術のようにバランスの上に成り立っている。
宇宙ではあらゆるものに効率を追求すると言う意志が働いているんだ。
それがバランスを生み出しているんだ。
どれも突飛な物はない。一様に同じように一番安定する形で
バランスが働いている。
寿命と人口数もそうなんだよ。
イチョウの木のお話はまだ続きます・・・
(ぼくはクッションの上でバランス・・・へふ・・・)