みんな元気ですか
きのうのつづき・・・
いよいよこのシリーズも終わりに近づいています。
もうあと一かいでおしまいです。
その前に天使ジュヌビエーブの不思議なお話をもう一つ
ご紹介します。以前にもこのお話は書いたことがありますが。
思い出してください。ジュヌビエーブはパリの街のアートを見守る
精霊です。少しだけ難しい話になりますが・・・
「アート」はもともと芸術だけを指す言葉ではありません。
人が作りだすもの全般をアートと言います。
いわゆる技術もアートです。アートはもともとかなり範囲の広い
言葉です。物に限らない事もあります。
だから・・・ジュヌビエーブの守備範囲は広いんです。
彼女のボスの大天使ミカエルが出来ることはほとんど
ジュヌビエーブも出来るんです・・・。
前回までのお話は地球の過去から宇宙に飛び出してしまいました。
ここでもう少し身近な所に話題を戻してからおしまいにしたいと思います。
この広大な宇宙で人間に身近なものと言えば「水」です。
以前書いた小説「地球(テラ)の旅立ち」の中でジュヌビエーブが
水・・・川について語る場面があります。
(「地球(テラ)の旅立ち」の始まりは→こちら
)
その場面をご紹介します。
彼女は川・・・特にパリの真ん中を「左岸」と「右岸」に分けて真ん中を
ゆっくりと流れるセーヌ川について語ります。
仲間の精霊たちはセーヌの川岸でおしゃべりをしています。
(クリック拡大)
(仲間が集うセーヌと遊覧船バトームッシュ)
精霊たちがどうやって自分たちが作る未来の時代を確認
出来るのか、その方法を探すために苦しんでいる場面です。
彼らはすでに地球を一つに統合する方法は知っています。
それは地球のチャクラの精霊が一堂に集まって
みんなでエネルギーの交歓をするんです。
みんなのエネルギーを溶け合わせてパワフルな虹色の波動集団に
するんです。
集まる場所は地球のハートのチャクラ・・・
愛のエネルギーがあふれるハワイのマウイ島ハレアカラ火山の頂上。
そこで地球の全体のチャクラを一挙に開くという計画なんです。
それがうまくいくかどうか未来を確認しようと彼らは相談しています。
ラヒーリオ(セドナの精霊=第3の目のチャクラ)が質問を投げかけます。
人はなぜセーヌに憩い・・・セーヌにこれほどまでに親しみを
感じているのか・・・
セーヌをテーマにしたシャンソンや物語が数え切れないほどある。
ジュヌビエーブの答えはこうでした・・・
「エネルギーの世界では・・・川の水は感情を写し取るの。」
「そのことで人間は自分の話をセーヌ川が聞いてくれているように感じる。
人はセーヌが以前にほかの人から写し取った感情をセーヌがくれた
返事のように感じ取ることもあるわ。
だから人はセーヌ川にも心があると感じる
どんな事も聞いてくれる広い心みたいに。
そのために人はなんども繰り返しセーヌにまた帰ってくる。
再び話を聞いてもらうためにね・・・」
「ローマのトレビの泉も同じ・・・
また帰って来れると人は同じ理由で思うのよ・・・」
「同時にセーヌが人々から聞いたいくつもの話を詩人は感じ取る・・・
だからセーヌからいくつものストーリーが生まれる歌が生まれる・・・」
「そして川の流れのように・・・
すべての流れるものが持つ感情を変化させる力もあるわ・・・
歌のメロディーのようにね・・・」
ジュヌビエーブは芸術の精霊。その説明にはすごく説得力がある。
しかしここからがジュンの本当の感性だった・・・
「でも、もう一つの可能性があるの・・・」と彼女は続けた。
「川の流れは時の流れ・・・
のエネルギーと同じ作用を持つ・・・かもしれない。」
「それが流れるものの本質だと言う可能性があるのよ。
だから人の感情を変化させるの。」
「時間がたてば人は同じ感情を持続させることは出来ない。
どんな怒りも・・・悲しみも・・・時間がたてば人は忘れるわ。
激しく燃えた恋すらも時間がたてば同じ感情を保つことは出来ないのよ」
彼女はあの将軍との人生でたった一度きりの恋を
思い出しているのだろうか・・・
「だから人はセーヌの流れに向かって話しかけると悩みが溶けて
行ったような気持ちになるの・・・そして気持ちが軽くなる。」
ラヒーリオと僕は鳥肌が立つのを感じた(今人間に変身してるし)
だって時間が意味するものを僕たちは
今まさに追いかけているのだから。
ここで地球の第3の目のチャクラ(ラヒーリオの事)が動いた。
ラヒーリオは本質を瞬時に見通す
それを僕とジュンは同時にビジョンでシェアしている。
精霊の世界では時間も距離も意味がない。そこは3次元を超えた世界。
だから過去の記憶をたどればそれは必ず
未来にたどり着くことが出来る。
なぜなら過去も未来も同質のものは同居している。
つまり・・・同時存在している可能性がある。
ならば歴史をずっと遠い過去にさかのぼれば同じだけ
遠い未来が同時にそこから見えるかもしれない。
3人は同時に思った・・・この事にかけてみる価値があると。
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この後3人は北米先住民族の古い言い伝えを手掛かりに
過去の中に未来が見える思いがけない場所を尋ねます。
彼らは時間旅行のヒントをセーヌ川からもらいました。
もしかすると本当に川の流れが
時間の秘密を握っているのかもしれません・・・
ジュヌビエーブによると宇宙には
水と同じ性質を持つ物質が偏在すると言います。
もしかすると大宇宙の中の時間と空間の秘密は
その物質にたどり着くと分かるかもしれません。
次回は最終回です・・・
(長い旅のまえに沢山寝とくんだ・・・みんなおやすみ~・・・と手を振るボクなのさ)