みんな元気ですか
イルカは個よりも種を優先するように見えます。
それにはコミュニケーションの方法に理由がありそうなんです。
こんなお話があります・・・
イルカの世界はとても結束が固くて仲間意識が強いのです。
彼らは通常大家族で行動します。
時には数百頭の集団になることもあります。
泳ぎを覚えて間もない子供のイルカがある日親から離れて
漁師の網に間違ってはいってしまいました。
大人のイルカたちは網から出ようとして子供がもがくのを
しばらく見守っていました。出来れば自力で脱出する方法を
その子が自分で探しだすことを願ったのです。
海には危険がいっぱいです。時には自分で問題を解決しなければ
誰も助けてくれないことも多いんです。
だけど子供にとって網は強くて大きい檻のような形になっています。
その子の力ではどうすることも出来ませんでした。
その時明らかにその子供のイルカを救うために大人のイルカが
10頭も網の中に自ら飛び込んだんです。
でもその10頭の力でも網は破れませんでした。
群れのほかのイルカたちはその様子を見ていましたが、
しばらくしてそのイルカたちが網から出られないことが分かると
さらに100頭ほどのイルカが網に飛び込んで仲間を救おうとしたんです。
漁師の網はもともとイルカよりは小さな魚を捕らえるための物です。
100頭のイルカの力に持ちこたえることは出来ませんでした。
網はズタズタになりました。
イルカは網の強さと自分たちの力を知っていました。
結束した時に生まれる強力な力を・・・。
結束が固いのはイルカだけではありません。
種族は違うけどゾウも仲間意識が強い事がわかっています。
草原の水飲み場の沼のぬかるみにはまったゾウを仲間が最後まで
助けようとすることはよく知られています。
話はそれますが・・・
「自然の摂理」とはあまりいい意味でつかわれることがない言葉です。
弱いものを切り捨てる意味にもよくつかわれます。
例えばライオンに襲われるシマウマの子供とか。
シャチに襲われて逃げ遅れたオタリナ(アザラシの仲間)とか。
しかしライオンもシャチも決して必要以上の狩りはしません。
狩りをして満腹になったシャチが逃げ遅れてパニックで
おぼれそうになっているオタリナの子供を鼻先に乗せて親のいる
砂浜まで届ける映像が記録として残っています。
大洪水で濁流にのまれてそのまま海までおし流されて、
波にさらわれた人間の子供がイルカに助けられて帰ってくることは
昔からいろんな国で何度も記録されています。
その人間の子供たちには特殊な能力があったのでしょうか。
それともイルカは自然にそうするのでしょうか。
自然の摂理って本当はもっと深いのかも知れません・・・
続きはまたね・・・
(こっちで一杯・・・どう・・・おいら「どうあざらし」・・・あは)