暑い夜には不思議なことが

みんな元気ですかドキドキ

海にはまだまだ不思議な話が・・・グッド!

ある男性が本当に経験したおはなし。

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私は釣り好きでまわりにも結構知られた存在。

何でも釣るし(海、川、湖等)ドコにでも行く。

この日は友達と海へ。基本、アジ釣りが多い。簡単だからだ。

エサや仕掛けを買いいざ堤防へ。

一人のおじさんが座って釣っていた。

あいさつもそこそこに少し離れたトコに陣取り釣りの用意。

が、何にも食ってなかったので先にメシを食おうと買った弁当を

広げモグモグ。 そうしているとおじさんが釣れだした様子。

おじさんも俺たちと同じくアジ狙いでサビキで釣っていた。

サビキというのは針が多くついていてアジが群れでくると

大量につれるしかけだ。 が、様子がおかしい。

確かに釣れてはいるものの釣り上げたときに半分くらい逃げている。

針から外れているのだ。 だいたいアジはアゴが弱く針から

外れやすいが半分は外れすぎである。妙にひっぱられている気もする。

おじさんも不審そうな顔はするが釣れてはいたので特に気にはしなかった。

これから釣る俺にとっては妙に気になった。

普通は魚が逃げるのでしてはならないが懐中電灯を海面へ向けた。

おじさんはイヤガラセと思っただろう。隣にいた友達が「邪魔すんなよ。」

と持っていた懐中電灯に手をかけたが力無く止まった。

ヤツがいた・・・。

おじさんも必死でリールを巻いていたが止めてボーゼンと見ている。

電灯に照らされたヤツ。人の形をしている。

白くぼんやりしていて輪郭がはっきりしない。

どうやらソイツが釣り上げる際にアジをとっていたようだ。

おじさんはまだ一点を見つめたまま動かない。

ヤツは照らされた事に気づき、止まって海面から顔を出した。

というより顔だろう。頭の真横にちからのない目。

真一文字に切られたような口。

何かしゃべった。友達には「きょうはふんばるぞ。」と

聞こえたらしい。俺は大急ぎでおじさんと友達にかたずけさせ、

おじさんが釣った魚もクーラーボックスごと海に投げ、

おじさんに待ち合わせ場所だけ告げダッシュでその場所から離れた。

三十分程待っていたらおじさんが車でヨロヨロしながら来た。

見てはいけないモノを見たショックで気分が悪いらしい。

ヤツは一体・・・全員そのことで頭が一杯だった。

ふいに友達が「なあ、あいつ何てしゃべった?」

俺は答えた。「わかりやすく言えば、

今日このままだったらひっぱるぞ。だ。」

友達はまだピンとこないらしい。おじさんは咳き込みながらも頷いた。

今日このまま、ここにいたら海に引き込むぞ。

たぶん全員だろう・・・。

待ち合わせの自販機のまえで三人黙ったまま、まんじりと朝を迎えた。

(2ちゃんねるのふしぎな話より)

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海にはまだまだ人間が知らない世界があるんです。

そして知らない生き物もいるんです。

本当に・・・

イッピーの独り言

(こわいとき・・・ボクこうなっちゃうよ・・・ひぇ~・・・ドクロ

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