みんな元気ですか
秋の夜長とすずむしのこと・・・
先日イッピーパパが地元の商店街を歩いていたら
とあるお店の前の縁台の上に虫かごを一つ置いて店のご主人が
お隣さんと立ち話をしていました。
この季節の虫かご・・・にピンと来たイッピーパパは
立ち止まってのぞき込み「すずむしですね・・・売ってるんですか?」
と尋ねましたところ「いいえ、差し上げてるんです」というご主人の返事。
どうやらご主人すずむしを趣味にして毎年育てているらしいのです。
「差し上げます」とご主人が言うので思わず「何も買い物もしていないのに
いただけるなんてとてもうれしいです。ありがとうございます。」と言って
むしかごをもらってしまいました。
なんとその中には元気なすずむしが10匹位いました。
むしかごは子供の虫捕り用の殺風景なむしかごではなく
ちゃんと熱帯魚を飼う水槽のように土や流木やアクセサリーを
配してあるんです。ご主人は簡単に飼い方までも説明してくれました。
なんだか江戸っ子風のきっぷの良さを感じてしまいました。
秋に啼く虫にどんな種類があるのかちょっと調べてみました。
たくさんいました。
スズムシ、マツムシ、カネタタキ、クサヒバリ、カンタン、エンマコオロギ
などのバッタ目のコオロギの仲間と、キリギリスやクツワムシなど同じ
バッタ目のキリギリスの仲間がいるそうです。
すずむしは雑食で餌はキュウリ、なす、かぼちゃ等々。
煮干しやかつお節も粉末にしてまぶしたものを好むようです。
2日に一度霧吹きをして適度な湿り気を与え、土が乾燥しないように
気をつけ、あとは与えた餌が腐らないように気をつけること。
10月を過ぎるころに産卵を終えると全部死んでしまいます。
しかし翌年の夏前には子供たちが孵化してまた命が繋がるようです。
デパートやホームセンターや大手のスーパーでも売っているようです。
最初はさびたやすりがこすれるようなはかなげな音を出していましたが
いまでは暗くしてやると昼間でも涼やかな声で啼いています。
陰陽師にでてくる蜜虫は飼いたいと思ったのですが・・・(あは!)
すずむしを飼う事になるとは思いませんでした。
商店街を歩くと素敵な何かがおきます。
一足先に秋が来たイッピー家でした・・・
(啼いてるすずむし・・・のオス・・・)