みんな元気ですか
昨日のつづき・・・
スサノオ・二ギハヤヒの時代には大自然は人々に豊穣の
恵みをもたらす源でした。人々は大地に感謝を捧げました。
為政者は大自然の声を聞きました。その時代・・・雷を伴う雨は
稲作のためにどうしても必要な大自然の恵みでした。
そのためにその時代から雷は「稲妻」と呼ばれていました。
稲の豊作を支える妻だったのです。稲光は稲の発育を
促進したのです。それを教えたのはスサノオでした。
このためスサノオは別名を雷神=イカズチノカミと呼ばれていました。
スサノオは雷は感謝こそすれ恐れるものではないことを人々に
教えたのです。しかし後世スサノオは雷のようにあらぶる神に
すり替えられてしまいました。今でも農村では雷の後には稲が
勢いよく育つことが広く知られています・・・。
一方・・・
息子二ギハヤヒは大神神社おいて4月18日を花鎮祭り・・・
(はなしずめのまつり)の日と定めました。この日は
スサノオ・二ギハヤヒとご縁を持つ日本全国の多くの神社でご祭礼が
執り行われるようになりました。このご祭礼は今日までの長きにわたり
続いています。この日は植物、なかでもとりわけ薬草に感謝をささげる
ための日となりました。
一見脈絡が無いように見えますが・・・
アメリカ先住民族の最後のメディスンマンのローリング・サンダーを
思い出します。
- ローリング・サンダー―メディスン・パワーの探究 (mind books)/平河出版社
- ¥2,345
- Amazon.co.jp
この本の中でメディスンマンのローリング・サンダーが
薬草を取りに行くときのお話が出てきます。
彼は薬草の前にひざまずくと薬草のボスに祈りを捧げます。
「仲間の病気を治すためにどうしてもお前(薬草)の仲間を2~3本
別けてほしい。決して無駄に多くは取らないから・・・」
するとそれまで薬草のブッシュを守っていたや藪蚊の大群が
サッと左右に分かれてまるで扉が開くようにローリング・サンダーの
ために薬草が採れるように道を開けたのです・・・。
ローリング・サンダーは大地や小鳥や雲と話をします。
どこに行けば仲間と自分に必要な食料を確保するために狩りが
出来るか風や樹木に聞きます。そこに迷うことなく彼は歩いて
行きます。すると野生のシカが彼の前に自ら現れるのです。
そのシカは決して逃げることがありませんでした・・・。
二ギハヤヒの花鎮めの祭りは、このローリング・サンダーが
大自然と話をする場面と重なるのです・・・。
ちなみにローリング・サンダーとは「雷の神」です・・・。
二ギハヤヒも大自然と
そして薬草と会話をしていたと思えるのです。
友人として・・・
続きはまたね・・・
(ローリング・サンダーが元気だったころの写真・・・)