エリック・クラプトン パパから息子への最高のプレゼント

みんな元気ですかドキドキ

エリック・クラプトンの曲はどれもメロディアスで流れるようなギターが

特徴です。「Wonderful Tonight」は沖縄出身のグループ

Beginもカバーしてる名曲です。

他にもジョン・トラボルタが主演した映画「フェノミナン」の

主題歌になった「Change the World]なども大好きな曲です。

次の曲は子供を失って初めてわかる父親の悲しみ。

その悲しみを乗り越えてクラプトンは切なくもきれいな

メロディーに乗せて歌っています。

この曲の彼のギターはもう伝説です。

初めてサーカスにつれて行った時彼の小さい息子は

切符を握りしめてそれはそれは興奮していたんです。

これから始まるゾウやライオンのショウに

小さな胸をワクワクさせながら・・・。

「My Father’s Eyes」です。

そしてこれは今からサーカスにはいろうとして切符売り場に

並んでいた家族と、そのすぐ後ろに並んでいた父親と小さな息子の

お話です・・・

(以下編集再掲載です)

タイトル「サーカス」

私がまだ10代の頃です。

サーカスの入場券を買うために、父と私は長い列に並んで

順番を待っていました。ようやく、私たちの前にいるのはあと

1家族だけになりました。私はその家族に強く心を引かれました。

とても印象的だったのです。

その家族には子供が8人もいて、一番年上の子供でもまだ12才くらい

にしか見えません。あまり裕福そうではなく、着ている服も上等とは

言えませんが、きれいに洗濯されています。そして、行儀よく

手をつないで、両親の後ろにきちんと2列に並んでいました。

期待に胸をはずませた子供たちは、ピエロのこと、ゾウのこと、

そしていまから見るいろいろな演技の事をうれしそうに話していました。

どうやらサーカスを見るのはこれが初めてのようです。

子供たちにとってきょうは生涯残る素晴らしい思い出となるでしょう。

子供たちの前には両親がとても誇らしげに立っていました。

夫の手をしっかりと握った妻は「あなたは私の騎士(ナイト)よ」と言いたげに

見上げています。夫も暖かいほほ笑みを浮かべて「ああ、もちろんさ」と

言わんばかりに、妻を見つめかえしていました。

売り場の女性が、入場券の枚数をたずねました。

父親は胸をはって答えます。

「こども8枚と大人2枚下さい。

これで家族にサーカスを見せてやれますよ。」

入場券の合計金額が告げられました。

すると、妻は夫の手を離し、黙ってうつむいてしまいました。

夫の唇も震えています。

売り場の窓口に身を乗り出し、彼はまた聞き返しました。

「いくらですって?」

売り場の女性は、もう一度答えました。

その父親には、それだけのお金がなかったのです。

サーカスを見るにはお金が足りないと言う事を、後ろにいる8人の

子供たちにどうやって告げようというのでしょう。

ことの成行きを見ていた私の父は、ズボンのポケットに手を入れました。

そして20ドル札を取り出し、何気なく落としました。

父は身をかがめてそのお札を拾い上げ、その男の肩を軽くたたきました。

「失礼ですが、ポケットからこれが落ちましたよ」

その男は、私の父が何をしようとしているのかをすぐに察しました。

彼は人からほどこしを受けるような人ではありませんでした。

でも、その時は恥ずかしさと落胆から、途方に暮れていたのでしょう。

その助けを心から感謝して受け取ったのです。

20ドル札を差し出す父の手を両手でかたく握りしめ、

その目をじっと見ました。

唇は震え、ほおには涙が伝わり落ちています。

「ありがとう、ありがとうございます。これで助かります。」

私と父は車に乗ると、そのまま家に帰りました。

その晩、私たちはサーカスを見ることは出来ませんでした。

でも、それでよかったのです。

ダン・クラーク「サーカス」 心のチキンスープ2より

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ボクはこれがその日サーカスを見ることが出来なかった子供への

人生で最高の父からのプレゼントだと思う。

なぜならその子はそのプレゼントをまた・・・

他の人にもたくさん分けてあげることが出来るから。

それにそのプレゼントは人にいくらあげても減らないだけでなく

どんどん増えていくんだ。

ただ目に見えないだけ・・・。

$イッピーの独り言
(今からサーカスに行くんだ・・・ううん、中にはいるんじゃないんだよ目

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