小説「吾輩は猫である」の顛末

みんな元気ですかドキドキ

夏目漱石の有名な小説から・・・グッド!

「吾輩は猫である」の主人公はタイトルの通りにネコです。

しかしそのネコが最後にどうなったかあまり知られていません。

この小説のあらすじはこんな感じです・・・

苦沙弥先生の家に捨てネコが転がり込みます。

生まれて間もない捨てネコです。

それが主人公の「吾輩」(わがはい)です。名前はありません。

人間は小市民な生き物だと車屋の「黒」から教えられた

吾輩は人間観察に没頭します。

主人の門下生・寒月や美学者の迷亭や詩人の東風などが

やって来ては俗世間に対する攻撃を並べて語ります。

その中にさまざまな人間模様が展開します。

しかし後半の最後の部分が夏目漱石が天才の天才たるゆえんです。

このネコの最後がどうなるか知っている人はあまりいません。

ネコはビールを見つけて飲みます。

最初は飲めませんでしたがだんだん「いける口」になります。

しまいにはべろべろになって水がめに落ちてしまいます。

ここからがクライマックスです。

その甕から出ようともがきますがネコは出られないことを悟ります。

そこから出ようとすることは無駄な抵抗だと思うんです。

自分が死ぬことを悟ると吾輩はここで前向きになります。

「死ぬと言う事は心の平和を得ると言う事だ。

心の平和は死ななければ得られない。

南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。有難い、有難い。」

と言って死んで行きます。

有名な小説の意外な結末でした・・・

イッピーの独り言

(「名前はまだ・・・ない」のセリフには深い意味があったんだね・・・ぱぱぁ目

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