人がつなぐ神の血筋 24 スサノオと日本の黎明

みんな元気ですかドキドキ

日本のあけぼののこと・・・グッド!

日本の黎明期にさっそうと現れたスサノオと二ギハヤヒ親子。

スサノオは古事記・日本書紀では荒くれ者の大男という

キャラクター設定で描かれています。しかし日本各地に伝わる伝説の

おはなしではその実態は荒くれたイメージとはかけ離れています。

今でも各地に残る伝説ではスサノオの姿は日本各地を歩き植樹をして

多くの森を育てた人物として残っています。それはあのヤマタの

おろちを退治したという出雲地方から始まります。

島根県出雲の斐伊川が舞台です。

斐伊川流域はここが日本最古の製鉄発祥の地と今も

伝えられています。この地方にはおろち族と言う豪族がいました。

おろち族はたたらの製鉄を得意としていました。しかし山から砂鉄を

採集するために大量の水を山に流しました。このために山は常に

ハゲ山になっていました。海に流される公害も恐らく尋常では

なかったと思えます。スサノオはこの公害に苦しむ流域の民を救うために

立ち上がりました。それがヤマタのおろち退治の伝説です。

まだ息子二ギハヤヒが生まれていない頃でした。

スサノオはそのハゲ山に植樹をしました。

大量の若い樹木の種や苗を大陸から持ってきました。

何度も大陸と日本を行き来したという話も残っています。

退治したおろちを埋めた跡に杉の木を植えたので

これが出雲の8本杉伝説として残ってもいます。

スサノオはハゲ山を緑豊かな森に変えました。

そのおかげで海も豊かによみがえったのでしょう。

さらに日本書紀の異説ではスサノオの体の髭から杉、ヒノ木、

クスノキ、マキの木々になったと言われ、スサノオが自ら指導して

「杉とクスノキは船を造り、ヒノ木は家を、マキは棺を造るのに良い。

たくさんの木の種をまこう」と息子達に呼びかけ、地上に木の種を

たくさんまいたという神話があります。

これに似た伝説、スサノオがハゲ山を緑の森に変えていったと言う

話は実は日本各地にあり、東北地方にまで残っています。

スサノオは日本中を歩き植樹を奨励していたのです。

そして樹木の性質を熟知していたのです。日本がいま緑豊かな国

として存在しているのはもしかするとスサノオのはるか昔の努力が

もとになっている可能性があるのです。

続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(古代に想いを寄せるボク・・・グッド!

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