みんな元気ですか
神聖物語の謎・・・
ナポレオンがイニシエーションに耐えられず恐怖にかられ
ピラミッドから飛び出して来た話をご紹介しました。
閻魔大王が死後の世界の入口でそこにやって来た死者に対して
生前の行いをさばく場面を何となく想像してしまいます。
ウソをつくと閻魔様に舌を引っこ抜かれると誰かに言われた
小さい頃の事を思い出します。ナポレオンがまさか舌を抜かれる
事の恐怖に遭遇したかどうかは分かりませんが・・・。
実は似たような役目の神様が古代エジプトにもいました。
オシリス神です。
写真は冥界の王オシリス神が死者の生前の行いをさばいている場面
と言われています。死者に対して質問を投げかけています。
良い行いをしたかどうかを問いただしているのです。
もしウソをつくと死者は内臓をぬかれ生まれ変わる事が出来ません。
「エジプトの死者の書」にこの場面が書かれていると言います。
実はキリストも釈迦も死後ではありませんが同じような体験を
しています。悪魔の誘惑という試練に耐える場面がバイブルにも
仏教経典にも書かれています。
つまり・・・
これらのお話しには実は奇妙な共通点があります。
死者が閻魔大王や冥界の王オシリスの関門を上手く通り抜けることが
出来ると待っているのは天国と言われる場所です。
キリストも釈迦も試練を通り抜けると待っていたのは完全なる覚醒でした。
設定や結果がどことなく似ているんです。
さらにはスフィンクスの地下通路の「イニシエーション」もこれらの
話とかなり共通しています。
あるいは先に地下通路のイニシエーションありきでそのあとに
キリストや釈迦の試練の話が生まれたのでしょうか。
時代的な順番を考えると実はこのスフィンクスの地下通路が
一番古いのです。
つまり・・・
スフィンクスの威圧的な獅子の姿は悪を裁く姿であるのかも
知れません。スフィンクスは大きいんです。
下から見ると実感がわくと思いますが荘厳さすら感じる程の
威圧感があると思います。
ちなみにスフィンクスは建造当初は獅子の顔をしていたと
伝えられています。かなり怖い顔をしていたのかもしれません。
後の時代のあるファラオによって自分の顔に作り変えられたという
説があります。もともとの獅子の顔が削られたので
顔と体の大きさがアンバランスである理由とされています。
話を戻します・・・
異星人が残したこの「正義がすべてに優先する」という
教えは何のためにあるのかという疑問がわいてきます。
スフィンクスの威圧的な姿がイニシエーションを示唆しピラミッドの
天に向かってそびえる形は覚醒を示唆しているとするならば・・・
またこの二つの太古の巨石建造物がその目的を持っていたとするなら、
覚醒は心のあり方としての正義を前提とするのでしょうか。
あるいは・・・
異星人は地球人を統一し統治するために秩序を維持する最も
確実な方法として「正義」を前面に押し出したのでしょうか。
ここに異星人が残したピラミッドとスフィンクスの最大の
謎と・・・そして・・・答があるような気がするのです。
続きはまたね・・・
（威容を誇る巨大なスフィンクス・・・）
