みんな元気ですか
きのうの続き・・・
ボクはそのワンちゃんが虹の橋を渡るところまで一緒に行きました。
その子の名前はケンタ。
おじさんの名前はカーネル・サンダース・・・じゃない・・・あは
ボクはケンタと実はこんな話もしたんです。
ケンタはあの動物霊園で待っているときに
「まだかな・・・」って言って誰かおうちの人がお別れに来るのを
一生懸命に待っていました。
僕はそのときに少し不思議に思いました。
「まだかな・・・」って思ってるということは誰かが来ることを
少なくとも知っていたんです。
だから僕はそのことをケンタに聞いてみました。
「あのときに誰かが来ることを知っていたの?」
すると彼はこういった。
「僕が虹の橋を渡るその日には、必ずお別れをするためにもう一度
妹にさよならを言う約束していたんだ。」
妹の名前はクッキー。
本当は人間の名前があるんだけど
妹はクッキーが大好きだから僕がそう名前を付けた。
僕は妹が生まれた日からずっとクッキーと一緒に育った。
二人合わせてやっぱりケンタクッキー・・・あはは
お母さんは優しくてクッキーが生まれた時に僕にこう言った。
「赤ちゃんが生まれると少しケンタと遊ぶことができなくなるかも知れない。
でもそれは決してケンタのことを忘れるからじゃないの。
私たちにとって始めての赤ちゃんだからとても大切な家族。
だからケンタも赤ちゃんを大切に守ってあげてね。」
僕はそのことはよくわかった。
だから僕は・・・妹が歩けるようになると
転ばないかとか
危ないところに近づかないようにとか・・・守ってあげた。
クッキーもそんな僕が大好きだった。
だからいつも一緒に遊んだんだ。
僕はクッキーをお散歩に連れて行くのが大好きだった。
すれ違う犬に僕はいつも「これは僕の妹なんだよ・・・って自慢したんだ。」
そして僕はある日病気になった。
そのときに僕にはわかったんだ。
もうすぐ僕は死んじゃうかもしれないって。
僕はクッキーのことが心配だったけど
もう以前みたいに道を歩いても転ばなくなったし
食べちゃいけないものもわかるようになったから
もう僕がいなくても大丈夫だって思ったんだ。
でもクッキーにだけは
僕がいなくなるってことをちゃんと教えとこうと思った。
だから僕はクッキーの夢の中に行って少しだけお話をした。
そのとき僕は人間の姿・・・。
クッキーがいつも頭の中で想像しているやさしいお兄ちゃんになった。
僕はもうすぐお別れが来るって事を伝えたんだ。
するとクッキーはすごく悲しんだ。
すごく泣いた。
僕もお別れするのはとてもつらかった。
でもそのときに僕はもう知っていた。
死ぬことは・・・いつかまた次の命をもらって
新しい経験をするために
神様がくれる贈り物だって事を。
僕はそのことをクッキーによく説明したんだ。
すると彼女はわかった・・・と言って泣き止んでくれた。
でもケンタお兄ちゃんが虹の橋を渡るときには
かならずお別れに行くね・・・って約束したんだ。
僕はあの日ずっとクッキーが来てくれるのを信じていたんだ。
だから式の終わりが近づいて
クッキーに会えないかも知れないって思ったら
悲しくなって涙が出てしまったんだ。
でも君が「もう少し待ってください」
って祈ってくれたから僕はうれしかったよ。
「イッピー・・・本当にありがとう」
ケンタはそう言ってあの日・・・虹の橋を渡っていった。
ケンタはすばらしい家族と
妹のクッキーに心から愛されていたんです。
本当に良かった。
ケンタはきっとすぐに生まれ変わって
またあの家族と一緒に暮らすんだろうな・・・
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(ペットと人間だって本当のお兄ちゃんと妹みたいになれるんだよ・・・)