天使の学校 7 番外編 こころからのともだち

みんな元気ですかドキドキ

天使の学校の卒業生のお話し・・・グッド!

もう今から10年以上前のお話です。

その男の子のお家は都心の裕福なお家。

何不自由なく育っています。

でも問題が一つありました。

その子は重度じゃないけど普通の子供より発達が遅れていたんです。

でも特別な学校に行くほどじゃない。

親はそうしたほうがいいと何度も悩んだんだけど

その子は普通の小学校に行く方が好きでした。

その小学校はいわゆる東京の公立の御三家のひとつ。

人柄のいい先生が多かったし、子供たちのまとまりもとてもよかった。

優しくしてくれる友達もたくさんいたんです。

それにその子はほかの子より体も少し大きかったから

いじめられることはあまりありませんでした。。

その子は勉強があまり好きじゃない。

だっていくら頑張っても覚えられないから集中が続かないんです。

でも勉強するとお母さんが喜ぶから一応頑張りました。

でも算数はからきしダメ。

小学校の高学年になっても九九算が覚えられないから。

両親は心配して家庭教師を付けました。

でも勉強が出来ないしすぐに飽きてしまうから

先生もその子もすぐに嫌になってしまうんです。

だから何人も何人も家庭教師がかわりました。

ひどい時は一週間どころが一日でやめてしまった人もいました。

でもその子は本当はとても素直でいい子でした。

ある時その子のよさを分かってくれるお兄ちゃんが

家庭教師として雇われた。

そのお兄ちゃんはその子の事をよく理解しました。

その子の事をよく知る努力をしました。

そしてその子に勉強をさせるにはコツがあると思ったんだ。

そのコツとはその子が興味を持つことを一緒にやってあげること。

だからまず一緒に遊んであげることにしたんです。

お休みの日にはその子の好きな所に一緒に行くんだ。

例えばディズニーランド。

お兄ちゃんは彼女さんに頼んで一緒に来てもらった。

一人でずっと一緒は疲れるからお兄ちゃんの作戦だったんだ。

二人で相手をすればそんなに疲れないですむ。

それに彼女さんもとてもいい人でその子の事をよく理解しようとしました。

お兄ちゃんは誕生日にはその子が好きなゲームソフをプレゼントしました。

でも勉強をいい加減にしたらちゃんと叱った。

理由のないなまけ癖には厳しくしました。

ずるをしたらデコピンもしたんです。

男の子は強がって「痛くないもん」といいます。

お兄ちゃんは容赦なく勢いを付けてデコピンをします。

その子のひたいは指のあとが真っ赤になる。

本当はすごく痛い。

でも自分が悪いことが分かっているからその子は我慢をするんだ。

そんなことがあっても男の子はお兄ちゃんが大好きになって行きました。

お兄ちゃんが勉強の宿題を出すと

一生懸命にそれをやるようになりました。

相変わらずすぐに飽きるけどそれは仕方がないんです。

でも勉強をしようという気持ちにはなりました。

その子のお母さんは涙を流して喜んだ。

だってその子が自分から勉強をする気になるなんて

本当に信じられなかったから。

その子は中学生になりました。

その頃もお兄ちゃんはお母さんに頼まれて

その子の家庭教師を続けたんです。

ある日ちょっとした事件が起きました・・・

続きはまたね・・・・・グッド!

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(ボクも・・・ボクもそんなお兄ちゃんがほしいな・・・ヘミシ汗

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