再び山には不思議な生き物が 

みんな元気ですかドキドキ

山続き・・・グッド!

山にはまだまだ不思議な事がたくさんあります。

神様が人間の姿で出て来ることもあります。

人が山道に迷ったり遭難しそうになった時に助けてくれます。

出て来るのが人の姿だけとは限りません。

時々犬のような姿になることもあるんです・・・

以下は数年前の2ちゃんねるに投稿されていた話しです。

その1.

(ついてこい)

小学生の頃の話し

早朝に山へ出かけて、ネマガリタケというタケノコを採っていると

まだ背の低かった俺は、方角を見失ってしまった。

この竹(本当はチシマザサって言うらしいけど)は、背が低いけど

ものすごい勢いで群生して生えているので、前に進むのも容易じゃないし

生えている場所が急勾配で、とても歩きにくい。

竹林の中で途方に暮れていると、竹林の奥から「ハァッハァッ」という

危ないオッサンか野犬の息づかいのような音が聞こえてきた。

薄暗い竹林の中で、俺がビビりまくっていると、目の前に茶色い体をした

オオカミみたいな動物が姿を現した。

見ると、顔はひしゃげた子供のような顔で、鼻と耳がなかった。

俺が死ぬほど怖がっていると、その動物は、びっくりしたように

俺を見つめた後、 「まったくもう・・・、ついて来い」 ・・・

とものすごく乾いた、子供のような声で言った。

普通なら絶対について行くわけがないんだけど、恐怖よりも

「ついて行かなくちゃ」

という気持ちの方が強くて、その動物について行った。

途中竹林の中に小さな小川があって、それを飛び越えると

本当にその途端に俺は竹林の外に出ていた。

背後でガサガサと音が聞こえたので見るとその動物の尻尾が

竹林の中にとけ込むように消えていくところだった。

とりあえず「ありがとうございました」と頭を下げた。

ちなみに、親父はタケノコをリュックいっぱいに採ってきて

俺の話しを聞くと「感謝しておけ」と頭をクシャクシャやられた。

そして、採ったタケノコの3分の1とおにぎり1つを

竹林の前に置いて帰路についた。

微妙にセコいお礼だった。

その2.

(わたしはわたし)

ハンターです。

山でマチ(獲物が出そうな所でじっと待つ)をしていた時

うっかり寝てしまいました。

ふと目が醒めると、目の前に大きな犬?がいます。

シェパードくらいの大きさ。獰猛な顔つき。

でも、目は・・・じっとワタシをみているだけで敵意がありません。

『寝ちまったよ。ずっといたのかい?

ごめんな、ナカマに合流しなくちゃ。

お前もご主人が探しているんじゃないの?お先に下りるね』

座り続けでこわばったケツを揉み解しながら

銃を肩にかけ話しかけました。

と、そのとき『私には主人はいない。私は私だ。気をつけて帰れ』

と頭の中に声が!

瞬間動けなくなりました。頭も真っ白です。

その犬を凝視すると、ゆっくりと笑って(・・・そう見えた)

山の頂へとゆっくり歩き去っていきました。

姿が見えなくなってから・・・

私は一礼して、銃から弾倉を抜いてゆっくり帰りました。

山梨の山中で体験したお話です

+++

以上です。

この二つのお話しは本当の体験だけが持つ不思議な

説得力と迫力があります。

山にはまだ不思議なお話しがたくさんあります。

人が山で暮らさなくなってからもう大分時が経ちました。

その昔は普通だった山に住む不思議な生き物や精霊との

交流もなくなりました。

だからどんな物がいるのか今では誰も知りません。

ましてやどのように接していいのかも・・・。

昔は山の生き物をふもとの村に呼んで年に一度くらい一緒に

お祭りをしたこともあるそうです。

お酒をたくさん飲んだり歌ったり踊ったりして

それはそれはお互いに楽しかったそうです。

今ではもし山でこのような生き物に出くわしたら

それこそ行きあたりばったりのでたとこ勝負です。

さーて、そんな時には何を話せばいいんでしょうか。

ちなみに山の生き物は人間よりはるかに長生きのようです。

あなたの遠い祖先の事も知っているかもしれません・・・

続きはまたね・・・グッド!

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イッピーの独り言

(たしかこのあたりだったよ・・・山の精霊のこどもに会ったのは・・・まじ?・・・精霊にこどもっているの!?

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