地球(テラ)の旅立ち イブの夜に何かが起きる

みんな元気ですかラブラブ

イブの夜に・・・グッド!

ラヒーリオもジュンも僕たちはこんなに精霊が

一度に集まるのを見たことがなかった。

友達が友達を呼んで・・・そのまた友達を呼んできたので

すごい数になってしまった。

ヒロシマでなにかがクリスマスに起きるらしいという噂が

噂を呼んでこのことは日本だけでなくて世界中で

話題になっていたらしい。

精霊にとって平和の祈りに参加することはすごく名誉なことなんだ。

それは本当に平和を実現する力があるから。

たくさんの人が一緒に祈る祈りはすごいエネルギーになって必ず届く。

だから本当にたくさん集まった。

以前にも精霊の歴史の中で同じようなことはあった。

ハーモニックコンバージェンス(平和統合)の呼び掛けに応えて、

地球上の各地のパワースポットで精霊も人間もたくさんの人たちが

同じ時に何日か平和の祈りをささげたことがあった。

それは1987年の8月の事。

富士山やエジプトのピラミッドやストーンヘンジやマウントシャスタや

マチュピチュで。ほかにも世界中のパワーすぽっとで。

そのあと間もなくドイツのベルリンの壁が本当に崩壊した・・・

続いて東ヨーロッパの多くの国の独裁政権がなだれを打って倒れた。

精霊も人間も祈りの力を実感した。

精霊はそれを知っているからみんながすごくたくさん集まってくる。

あとからあとから・・・どんどん増えてくる。

でも大丈夫。

精霊は場所をとらない。

ちょっと混み合うけど。

ただ精霊がこれだけ集まると姿は人間には見えないけど

その場所がかなり不自然に明るくなる。

みんなも見たことがあると思うよ。

理由が分からないけど遠くの方がなんだか妙に明るい夜を。

僕たちはそうでなくとも参加者の数が増えるのは予想していた。

だってこの場所であの日亡くなった本当に多くの天使たちが

参加してくれることはあらかじめ予定にはいっていた。

彼らはあの日あれが起きることを生まれる前に知っていた。

あえて犠牲になることを選んでこの世に生まれてきた。

みんなとてもこころざしの高い天使だった。

自らの死を持って核が地球を滅ぼすくらいに危険なものだって事を

歴史に教えようと自分から手を挙げたんだ。

歴史に何かを警告するのは一番大変な仕事なんだ。

一人や二人の犠牲では足りないから。

でも予定していないくらい志願者が増えたんだ。

だからあんな人数になってしまった。

地球規模の危険の警告はもうこれでおしまい。

大規模な犠牲はもういらない。

みんなの志は決して無駄にはならなかったんだ。

僕はすごく緊張してた。

これだけ大勢の偉大な精霊たちを前にしてこれから

この祈りのページェントの開会の宣言をすることになっている。

これは普通の祈りの儀式ではない。

これからあとの歴史に残る大きな祈りのイベント。

世界が平和になるための本当に大きな影響力を持つ祈りの儀式。

地球の歴史が今日このクリスマスの日に変わる。

あとあとまで語り継がれる日。

この年の12月24日のクリスマスイブと・・・その日のイッピー。

僕は準備されたステージに上がった。

少し足が震えた。

僕の後ろでジュヌビエーブとラヒーリオとこのはなさくやひめのみことと

いちきしまのひめのみことそれにクプナが手をつないでいる。

僕は両手を差し出して右のジュンと左のクプナと手をつないだ。

ステージで僕たちみんなが手をつないだ。

僕たちのこころが一つになった。

それを見ていた精霊たちが大きな拍手をした。

それはもうヒロシマ全部を揺るがすほどの大きな拍手。

僕は感動で胸がつまった。

観客のみんなが立ち上がった。

感動のスタンディング・オベイションが起こった。

そしてステージ上の僕たちにならってみんなが手をつなぎ始めた。

それは世界中の精霊が本当に一つになった瞬間だった。

僕はあの時ハレアカラでエネルギーの統合が出来たと思っていた。

でもそうではなかった。

今この瞬間に本当のエネルギーの統合が完成したんだ。

僕は自分の最大の晴れの舞台なのに涙を止めることが出来なかった。

横を見るとみんなが顔をくしゃくしゃにして泣いていた。

そして同時に笑っていた・・・

みんなの顔がおかしくて僕も泣き笑いになる。

みんなも感動に包まれているのが痛いほどわかった。

それを見て僕は少し落ち着いた。

何をしゃべったかはっきりとは覚えていない。

でもこれだけは言った・・・

ここにいるみんなで・・・地球の平和のために

この聖夜に祈りをささげて下さいと。

そして祈りの開始を宣言した。

その時の僕には何か違う力が乗り移っていたような気がする。

いつもの僕よりもはるかに力強い声で僕はそれを宣言した。

何十万という参加者全員が僕の呼びかけにこたえてくれた。

みんなの祈りはとても心がこもっていた。

その場所がそのあと何日も何日も熱を帯びて熱くなっていたくらい。

それはどんな熱とも違う熱さ。

精霊たちの平和を求める、そして平和を決意した

燃える心の熱さだったから。

僕たちは静かに祈りをささげた・・・

広場は静けさに包まれていた。

まるで時が止まったように。

でも僕は知っている。

これは静寂につつまれた偉大な祈りの力。

みんなの祈りのエネルギーはここから地球上の全方向に向かって

波紋が広がるようにすごいスピードとパワーで一度広がって行く。

そして間もなく地球を一周した波が地球の反対側からここに戻ってくる。

その時に・・・レンズの光がこの場所で焦点を結ぶように

平和の祈りの力が結集されそして増幅される。

そのエネルギーがさらに地球を何度も何度もめぐる。

それが同時に地球自身の意識を高める。

回るたびにに力は消えるどころかますます強くなるんだ。

だってこれは人類が本当に求める平和の願い。

たくさんの精霊が祈りのエネルギーを絶やすことなく注ぎ続ける。

そして平和という虹色のオーロラのカーテンが全地球をくまなく覆い尽くす。

そして・・・僕たちの長い祈りの儀式は終わった。

僕たちも参加者も・・・みんなが祈りの力を感じていた。

これだけ多くの精霊が一度に祈るのは地球の歴史でも初めてのこと。

みんながこの祈りに参加できたことを心から感謝していた。

参加したすべての精霊がこの日この場所にいたことを誇りに思っていた。

一人一人の力がみんなの力であることを実感していた。

みんなの顔が喜びに震えていた。

その時エルビスが特設ステージにマイクを持って現れた。

いつの間にか彼のバンドが後ろに控えている。

そして彼のヒット曲「ブルークリスマス」を静かに歌い始めた。

そうだ今日はクリスマスイブだったんだ。

みんながそれを思い出した。

これを読んでくれているみんなへも

僕の心からの・・・ 

MERRY CHRISTMAS TO YOU ALL・・・プレゼント

AND LOVE・・・ALWAYS・・・ドキドキ

続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(楽しくなって・・・ビリージーンを踊る僕・・・あらよっつ・・・フォーチョキ

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