みんな元気ですか
フリーメイソンとピラミッドとテンプル騎士団・・・
テンプル騎士団はフリーメイソンの前身とも言われています。
一般的にはフリーメイソンはもともとヨーロッパにあった
石工同盟がその前身と言われています。
フリーメイソンを理解するのには歴史をかなりさかのぼる必要があります。
当時のヨーロッパでは建築物はほとんどが石で作られていました。
木造の家屋もあるにはありましたが国王や領主の命令で家屋や
公共の建物は石で作りました。地続きのヨーロッパでは領土争いの
ために戦争が堪えませんでした。木造の建築物ではすぐに
焼き払われてしまうからです。
石工同盟はかなり力のある勢力だったのです。
下はフリーメイソンのシンボルマークです。
有名なコンパスと定規のシンボルですが真ん中のＧの文字は
神を表すという説もあります。通常はグランド・ロッジと言う彼らの
大集会所を指すようです。テンプル騎士団の総長のグランド・マスター
と繋がるかもしれません。
日本にも東京の麻布狸穴（あざぶまみあな）に彼らのグランド・ロッジ
の大きなビルがあります。アメリカン・クラブの施設の近くです。
メゾニック(メイソンのという意味）センターと英語で書かれた、
目立たない大きさの「石」で作られた標がありますが
外側からはどんなビルなのかうかがい知ることは出来ません。
彼らはピラミッドの建設技術やスフィンクスの地下通路や同じく
聖なる記録の保管庫に並々ならぬ関心を抱いていた形跡があります。
フリーメイソンの前身は中世十字軍の時代までさかのぼります。
十字軍にはいくつかのグループがありました。
その中でもフランスとイギリスに拠点を置いたテンプル騎士団は
最強の軍事勢力でした。1100年代の前半からフランス王フィりップ4世に
よって滅ぼされるまで200年のあいだ組織を保っていました。
キリストの遺骨があるとされるエルサレムへの巡礼を守るという
理由で多くの財宝や土地の寄進を受け莫大な富を持っていました。
当時フィリップ４世は巨額の債務に苦しみ財政に困窮していました。
莫大な富をたくわえていたテンプル騎士団に膨大な借入がありました。
税収に困窮していたフィリップ4世は陰謀によりテンプル騎士団からの
借入を帳消しにしてさらに彼らのすべての財産を没収しました。
無実の罪を着せて異端審問にかけ、有罪にしてしまったのです。
そのテンプル騎士団はフランスのパリに本部がありましたが
イギリスとエジプトにも本拠地を置いていました。
フランスの本部は国王フィリップ４世によって壊滅させられましたが
イギリスの一部とエジプトとにあった本拠地は生き残ったのです。
エジプトに本拠地を置いた目的は普通に考えると少し謎です。
中世のキリスト教の巡礼はエルサレムに向かいます。
エジプトはその道からはどう見てもはずれているのです。
彼らには目的がありました。キリストの「聖なる遺骨」とさらに
「失われたアーク」を探す事が目的だったのです。
失われたアークについては当時エジプトから隣国のエチオピアに
運ばれていると信じられていたふしがありました。
ご興味があれば以下の本にエチオピア説が詳しく載っています。
著者はグレアム・ハンコックです。
さて、エジプトに本拠地を置いたテンプル騎士団がピラミッドと
スフィンクスの事に非常に興味を持って調べた事は疑う余地は
ありません。そもそもギリシャ時代から古代の文献には
スフィンクスの地下に通路があり、古代の叡智の
秘密の保管庫があるという記述がありました。
フリーメイソンは当然そのことを知っていました。
この情報を手にしたフリーメイソンはあからさまにスフィンクスの
地下通路の秘密を手に入れる事を宣言しています。
余談ですが・・・
フィリップ４世はもしかしたらピラミッドとスフィンクスの秘密を
テンプル騎士団から聞き出して自分のものにしようとした形跡が
あります。歴史の真実は闇の中です。フィリップ４世が本当に
一人じめしたかったのはスフィンクスの秘密かもしれません。
その秘密はフランスの王家に伝わりました。
後の時代ナポレオンがピラミッドに異常な執着を燃やしています。
自ら軍隊を率いてエジプトにまで遠征しています。
パリにはコンルド広場にエジプトから略奪してきたオベリスク
が今でもそびえ立っています。
（クリック拡大）
(コンコルド広場のオベリスク・・・この右側がシャンゼリゼ通り。
左側がルーブル美術館）
テンプル騎士団とピラミッドとフリーメイソンは歴史の闇の中で
明らかにつながっています。
そのテンプル騎士団の指導者達はフィリップ４世によって
捕えられ悲惨な最期を遂げています。
彼らの亡霊は今でもヨーロッパを彷徨ってるのかもしれません。
（ボク・・・幽霊こわいです・・・うへへ
）
