虹の橋を渡る前に

みんな元気ですかドキドキ

歴史のシンクロのお話はちょっとおやすみ・・・グッド!

きょうは春のお彼岸です。

昼と夜の長さがおんなじになる日。

この日はお日さまが真っすぐ地球に降り注ぐ日です。

エジプトのルクソール神殿の一番奥まで陽の光が

届いたり、メキシコのチチェンイツァのピラミッドではククルカン

というヘビの神様がこの日だけ天空からおりてきます。

この日は本当は地上の魂も空に上がって行ける

特別な日でもあります。

だからお彼岸の日には僕はいつもこのお話を

くり返ししています・・・

あるワンちゃんのお話しです・・・わんわん

今日は春のお彼岸の日。

少し風があったけど、とてもお天気が良くて気持ちが良かった。

その風の音を子守唄に聞きながら僕はお昼寝をしていました。

そして夢の中で・・・

たくさんのペット達の声に誘われるようにして

ある公園の近くまでやって来ました。

そこは大きな動物霊苑。

僕はたくさんのペット達が集まっているのを後ろからそっと見ていました。

きょうはお彼岸の日。

いまからお坊さんがあげるお経に守られて

その子たちはみんなちょうど虹の橋を渡るところ。

僕はその中のあるワンちゃんの事が少し気になってずっと見ていました。

ほかの子と少し様子が違うんです。

ほかの子はみんな

ワンちゃんやネコちゃんやうさぎさんや小鳥さんもそのほかのペット達も

飼い主さんだったお父さんやお母さんがそこに来てくれていて

最後のお別れをしていました。

でもその子のところにだけはまだ誰も来ていません。

だから・・・

入り口の方を何度も何度も振り返りながら

「まだかなぁ・・・まだかなぁ・・・」ってつぶやいているのが僕には聞こえました。

式がもうすぐ終わる頃になるとその子は一人で

じっと涙をこらえているのが僕には分かりました。

そして僕には別の事も分かったんです。

その子のお父さんはお仕事でいつも忙しかった。

お母さんも昼間はお仕事に出かけていました。

生きている時にはあまりお父さんとお母さんに

かまってもらえなかったんです。

それは仕方がありません。

だけどそのおうちの小さい女の子とはすごく仲良しです。

その女の子はまだ小さいから大人の人に連れてきてもらわないと

この霊苑には来ることが出来ませんでした。

お家からそんなには遠くはなかったけど。

きょうもお父さんもお母さんもお仕事で忙しい。

そのワンちゃんはおうちのみんなが大好きだった。

だからせめて一言・・・おうちの人に言いたかったんです。

「僕を大事にしてくれていままで本当にありがとう。

僕はみんなが・・・こころから大好きでした。

僕はこれから虹の橋を渡るけど・・・みんなの事は忘れない。

いつでもみんなが仲良く暮らせるように守ってあげるからね。

僕と一緒に過ごした楽しい思い出をどうぞ胸にしまって

時々は僕の事を思い出してください。

そして・・・さようなら」・・・って。

お坊さんのお経はもう終わっていました。

ペットのためのお彼岸のお別れの式は終わりに近づいてきました。

でもその子の家族はまだ誰も来ていない。

その子は涙をこらえて悲しそうにもう一度後ろの入り口を見ます。

僕は祈りました・・・あの子の家族が来るかもしれないから

どうかもう少し待ってあげてください・・・って。

ほかのペット達はみんなうれしそうにもう虹の橋を渡り始めました。

そろそろその子の順番が来ます。

その子はじっと涙をこらえながら後ろを振り返るのをやめて・・・下を向いた。

とその時でした。

息をはーはー言いながら小さい女の子が後ろの入り口から入って来ます。

そこにいた人たちがみんな一斉に振り返ります。

その子は一生懸命にここまで走って来たんです。

式に間に合うように。

それをみたワンちゃんは肩を震わせて・・・そして・・・涙笑いになりました。

涙でくもった瞳でうれしそうにその女の子に笑いかけます。

その笑顔に胸の中の想いのすべてを込めて。

女の子にもそれが分かりました。

だからそのワンちゃんに笑い返したんです・・・涙顔で。

そしてそのワンちゃんは虹の橋を渡るほかのペット達の

列の一番最後について行きました。

何度も何度も後ろを振り返りながら。

今週はきっとこんな光景がたくさんあるんです・・・。

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お別れしたペットたちがときどきのぞきに来るかもしれません。

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イッピーの独り言

(家族とお別れしたペット達の御魂が安らかでありますように・・・ラブラブ

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