ダイナミック香港 4 食は広東にあり ディムサム

みんな元気ですかドキドキ

飲茶(やむちゃ)のこと・・・グッド!

広東(かんとん)語で飲茶の事を点心と言います。

点心は現地では「ディムサム」と発音します。

英語のメニュー表記も「Dim Sum」となっています。

なぜ広東語かと言うと実は飲茶は広東料理であり、広い中国では

そのほかの地域では飲茶を知らない人がほとんどです。

北の黒竜江省や吉林省の人に飲茶の事を聞いても知らないと答えます。

最近の事ですがその香港の飲茶レストランがミシュランの星を

獲得しました。世界で一番安い一つ星と言われています。

ちなみにそのレストランの名前は添好運(ティンホ―ワン)と言います。

九龍サイドにある20席位しかない小さなレストランでした。

店の窓には新聞や雑誌の記事がいっぱい

今では香港サイドにも支店が出来て5~6店位あるようです。

毎日長蛇の列を作る事は言うまでもありません。

さて・・・

人が、いまの時代に生まれ変る目的は究極には3つしかないと言います。

友達に会いに来た。

お祭りを見に来た。

おいしい物を食べに来た・・・の3つだそうです。

このおいしい物に関しては飲茶を知らずして向うの世界に還る

わけにはいかないのではないかと不肖私ワンですが密かに思っています。

しかも本場の味を逃すわけにはいかないのです。

これには理由があります。

本場の味と言っても最近はほとんどの分野の料理で、日本では

主要都市では本場をしのぐ味を見ることが普通になって来ました。

日本人の心は中途半端な妥協はなく、現地に出かけそこで修行をし

コツを身に付け、さらにそれを上回る味を追求し日本に持ち帰る、

ところまでしないと満足できません。お客もそれを要求します。

外国人が日本のサービスでびっくりすることは沢山ありますが

中でも感動されるのは、お釣りを忘れた時に可愛いレジの店員さんが

通りを渡りきってしまったのになお追いかけて来ることです。

慣れていない外国人の方々はこれを初めて経験する時に、なにか

不都合をしでかしたかと思って、場合によっては逃げちゃおかとか

一瞬思ってしまうそうです。(うそです・・・あは!)

この一言・・・「お客さん、お釣りをおわすれですよ!」は日本にしか

ありません。外国の人が日本を訪れて好きになる理由の一つです。

話が脱線しまししたが・・・

飲茶は日本にその技術を持ちかえる事が出来ない料理の一つです。

フランス料理もパティシエの技術も本場のそれを超えて提供する

ための十分な動機を持ちます。しかし飲茶はそこまで行かないんです。

大衆料理です。単価がそれほど高くありません。「世界で一番お安い

ミシュラン」と言われる理由です。その割に手間がかかります。

(本場の飲茶)

日本でも現在は回転すしで飲茶が並んで出てくる物もあるようですが、

ほとんどが近年の冷凍技術の発達に負うところが大きく、本場の物とは

違います。それになんといっても現地と比べると日本のそれは圧倒的に

品数が少ないんです。シュウマイとか春巻きとかの代表選手しか

見ることができません。これでは本来の競技にならないんです。

食べることがスポーツではないのはわかりますが。

この章続きます・・・グッド!

(生きてることはお腹がへることですワン・・・あせる

ペタしてね

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