(物語) やまと大陸の失われた記憶 1 冒険の始まり

みんな元気ですかドキドキ

スピリチュアル・ファンタジー(SF)をひとつ・・・グッド!

(一部編集再掲載です。)

ボクはイッピー。

普段はごく普通の犬です。

暖かいおうちの中で飼われている家犬です。

おなか一杯になるとすぐに眠くなります。

でも時々夢の中でファルコンに変身します。

いったんファルコンになるともう冒険が止まりません。

時には宇宙の果てまで出かけます。

ファルコンのような妖精には時間や空間は関係ありません。

どこまででも出かけます。

ボクは冒険が大好き。

そんなボクのワクワクドキドキのお話を聞いてください。

(夢の中で出かけるボク・・・ばびゅーん・・・UFO

ある時例によってイッピー・ファルコンは冒険の旅に出ました。

むかしむかし太平洋の真ん中に「やまと」と呼ばれる

とてもスピリチュアルな文明をもつ大陸がありました。

どうやったのかはっきりとは覚えていませんが

そのやまと大陸にどうやら時空を飛び越えてたどり着いて

しまったようです。

物語はこんな場面から始まります。

あたりには緑豊かな景色が広がっています。

そこはまるで森の中。

なまえを知らない大きな葉っぱの木がたくさん見えます。

遠くには白い雪をいただく高い山。

すぐそばには多分その山から続く小川が流れています。

ここの空気は肌にちょうど良いくらいの冷たさです。

でも日の光がとても暖かく感じます。

僕は小高い岩の上にいます。

周りは森の中。

寺院のような丸い建物が離れた場所にいくつか見えます。

ふと人の声が聞こえたような気がします。

僕はなぜだか知らないがそこにいることを知られたくなかった。

その場所の空気はあまりにも精妙で

僕はその雰囲気を壊したくなかったのです。

僕は岩陰に身をひそめます。

そこに3人の女の人がやって来ました。

頭からすっぽりかぶるような白いローブをまとっています。

手にはみんなが木の弦で編んだようなカゴを持っています。

遠くに見えている寺院の女性だと思いました。

その人たちは3人とも地球のどこでも見たことがないような

綺麗な姿と気高い気品のある顔立ちをしています。

東洋人とも西洋人ともどちらともつかないような表情です。

話をしている声はまるで歌を歌っているように聞こえます。

僕は今見ているこの景色が遠い過去なのか

それとも未来の景色なのか分からなかった。

でも分かったのはその人たちが周りの自然と

すごく調和していると言う事。

なぜならその人たちは

自分たちが歩く細い道の両側に咲く綺麗な花や

なんという種類が分からないけれど

おそらくブナとかナラの一種のような広葉樹の木々に

とても熱心に話しかけていました。

どうやら挨拶を交わしながら

しばらく会わなかった間にその花や木々や森に

どんなことがあったのか

話を聞いてやっているようでした。

綺麗な花たちはすごくおしゃべりのようです。

際限なく自分の言葉で話をしたがります。

でも後ろの木々がそれをたしなめながら

時には足りない言葉を補ないながら説明をしてあげているようです。

それを3人の女性たちは微笑みながら聞いています。

木々にとまっている小鳥たちもその話の中にはいろうと待ち構えています。

みんなが自分たちの話を聞いて欲しくてうずうずしているのが分かリます。

小鳥たちは彼女たちの気を引こうとして

まわりに落ちている食べごろの木の実を口ばしや足で器用につかんで

女性たちのかごにせっせと運んでいます。

ボクはその人たちが一瞬僕みたいな精霊かと思ったけど

そうではないようです。

彼女たちは人間でした。

でもうっすらとした光をまとっていました。

続きはまたね・・・グッド!

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