やまと大陸の記憶 2 フラは祈り

みんな元気ですかラブラブ

レムリア・・・グッド!

一瞬だがボクの頭をよぎったのは彼女たちが

ネガティブを全く未経験なのか

それともすべての経験を経た後の姿なのかは

どちらとも分からなかった。

ただボクには何となく分かっていた。

それはいずれ・・・この場所の

大自然の姿で伺い知れるだろうと言う事が。

人は常に大自然と共にあります。

人は常に大自然の一部。

人はいつも大自然に文字通り生かされています。

大自然は神が作ったもの。

つまり大自然は神の意志そのもの。

食物の恵みは常に大自然と共にあります。

優しさのみなもとの豊かな感受性も

何よりも魂のよりどころさえも大自然と共にあります。

人の命と心と魂のすべてが大自然と共にあるから。

人はご縁のある土地にしか生まれません。

それは必然で、そして大いなるものの采配。

女性たちが目の前の小川のほとりに石をよけながら降りて行きます。

小川と呼ぶには比較的広い川です。

川幅が人間二人の身長位あります。

流れはゆるやか。

水面が太陽を反射してキラキラ輝いています。

彼女たちは小川のほとりに着くと手にしていたカゴを

かたわらの平たい岩の上にに置きます。

と3人がそれぞれ同じ方向を向いてお祈りを始めました。

最初に山の方向

次に川に向かって

足元の大地

そして内なる自分に向かって

再び空に

彼女たちはそれぞれが同じ方向に独特の指の動きをしています。

3人が揃えたようにまったく同じ動きを見せています。

そして・・・もう一度川に向かって

次に彼女たちの一人がカゴをとりその中の、小鳥たちが

拾ってくれた木の実を仲間の女性のカゴに移しました。

彼女はそのカゴを手にして川のほとりに近づきます。

そしてそのカゴを静かに川面に差し出します。

彼女たちの動きは

歩く姿から・・・祈りから

一つ一つの動作のすべてが流れるようで本当にきれい。

まるで・・・フラの踊りを見ているような感じ。

僕は知っている。

彼女たちはダンスを踊っているわけではない。

でもそうとしか見えないほど動きが流れるように流麗で

一つとして無駄がないんです。

すべてが無言の中で進みます。

なぜだか心地よい音楽が聞こえているような気がしました。

完璧に自分が何をしているのかを知っている人の動作。

それは周りの空気さえもその動きが調律しているようでした。

僕は気付いた・・・

ここはやまと大陸。

はるか昔に太平洋に沈んだ大陸。

又の名をレムリアと呼ばれる進んだ文明。

そしてこの祈りは後にハワイに伝わったフラダンスの原型だって事に。

その祈りの指と手の動きがフラの動きなんです。

彼女たちの動きが周りの凛とした空気と同化したその時に

何とも言えない心地よい香りが辺りに漂い始めました。

大地や山や川そしてすべての大自然に人間の存在が

許された時にあたりの空気にただよう精妙な波動がいっきに

上昇することでこの香りが漂い始めたんです。

ボクも精霊のはしくれ。

そのことがすぐにわかりました。

そしてボクは次に信じられない光景を目にしました。

続きはまたね・・・グッド!

イッピーの独り言

(夢の中でフラの踊りをまねる僕・・・イケてるかなぁ・・・あは汗

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