みんな元気ですか
最終章です・・・
以前も再掲載したことがある終章です。
見覚えがある人もいるかもしれません。
この章は最終章ですがこの後いくつかの番外編が続きます。
徐福・スサノオ・二ギハヤヒはモーゼのエジプト脱出以来
ダビデ・ソロモンそして秦の始皇帝へと託された2000年の
見果てぬ夢をこの東の日いずる国に実現しました。
そこは祖先が東へ東へと彷徨った果てに見出した夢の土地でした。
モーゼが目指した「約束の地カナン」は「カンナガラの地」に
於いてついに実現したのです。竜骨の島はスサノオ・二ギハヤヒの
植林と治水により水と緑の森が豊かな土地に変わりました。
巨大な龍神の誕生です。
それは皮肉にも女王クレオパトラが迎えた
エジプト王朝最後の日々と時を同じくしていました。
その土地で人々の暮らしは
今までよりはるかに豊かになりました。
しかし・・・
時は下り豊かな暮らしはより多くの富を求める
氏族の権力闘争社会へと変わります。
過去の歴史は勝者により塗り替えられました。
古事記・日本書紀の時代です。
歴史の必然でしょうか、まさにその時宇宙の意志が
働いたように日本に仏教がもたらされます。
時の為政者は仏教の庇護者となります。
それまで日本の龍脈を流れていた大自然の力は
過去の歴史に封印するために設けられた結界により止まります。
人はその結界を「鬼」の門と呼ぶようになりました。
戦いの心が「鬼」を生んだのです。
陰陽師はその歴史の変遷期において翻弄された存在です。
人の心が生んだ鬼を鎮めるために必要とされました。
その時から光と影がわかれました。
影が闇として忌み嫌われるようになったのです。
本来陰陽道とは光と闇を指す言葉ではありませんでした。
大自然のエネルギーの流れを意味しました。
物事の成り立ちを教える言葉でした。
そして今・・・
1000年の時を経て流れが変わりつつあります。
その時に造られた結界が次々と破られて行きました。
最初に厳島神社の弥山の松林が台風により史上初めて倒されました。
弥山は日本の龍脈の未申(ひつじさる)の大いなる鬼門でした。
最初の龍神の復活でした。巨大な艮の金神が頭をもたげました。
次に神の戸の結界が大地震により崩壊しました。
龍脈をとめていた流れが動き出したのです。
次に戦いの象徴である武士の都の大イチョウが不思議な力により
倒れました。倒れた理由はいまだによくわかっていません。
その後でした・・・
丑寅(うしとら)の鬼門の方角である水の戸に大地震が来ました。
そして次は・・・
江の戸が破れるのしょうか・・・
長いシリーズにお付き合いいただきましてありがとうござました。
(ここはおいらが守るにゃん・・・ボクふんばるにゃん・・・ありがとうニャーモス弟よ)