タイムトラベラー 71 小さいおっさんたち

みんな元気ですかドキドキ

2050年には・・・グッド!

小さな宇宙人アミのレベルに人類がたどり着き一応の

次元密度の全体的な上昇を完成させたのは2084年のことでした。

それまでに夢や絵空事だといわれていた多くのことが解明

されました。

この宇宙はどこまで行っても3次元であり陰と陽が作り出す

世界ということもわかりました。

人びとは次元の上昇という数学的な概念の呪縛から

解き放たれました。その結果良い悪いはなく両方とも必要で

この世に存在することがわかりました。

宇宙の完璧な計画がすべてに及ぶことが本当に理解されました。

たとえば天変地異や地震や火山の噴火さえも地球が

バランスをとりそれ以上の悲劇的な状況を作らないために

必要で起きていることが理解されるようになりました。

その理解が進むと皮肉にもそれらの災害を避けるための予知の

方法も飛躍的に進化しました。天変地異がまがまがしき出来事

という観念の呪縛にとらわれていた間には予知はできませんでした。

さらには世界はただ宇宙的な密度の違いにより別れていることが

理解されました。

その密度も音階のように7つの密度があることも具体的に

証明されました。段階に添って微粒子の回転速度が

違うのです。速度がより遅い世界からより早い世界を

見ることや触れることも出来ないのです。逆はある程度

可能だということもわかりました。

その違いをわかりやすくいうと、例えば小さいおっさんの住む世界

と行き来できるようになりました。ちなみに小さいおっさんたちの

住む世界は地球よりも半音程度波動の違いがあります。

2040年のある日小さいおっさんたちがぞろぞろと町の裏通りや

川沿いを歩いているところを目撃されるようになりました。

おっさんたちはそのころまだ自分たちの姿が人間には見えないと

信じ込んでいたのでちょっとした不思議な光景があちこちで

見られました。

埼玉県の所沢市でのことでした。

大切な指輪をなくして困っている女の子がいました。

彼女は初めての大好きな彼氏に結婚のプロポーズをされました。

うれしくて涙が止まりません。もちろん答えはイエスです。

しかし問題が起きました。女の子は本屋さんに有頂天でゼクシー

という雑誌を買いに行きます。その時に彼氏にはめてもらった

指輪がどうしても見つかりません。途中できっとなくして

しまったのです。女の子は青ざめてしまいます。

その夜は眠ることが出来ません。

そこでそれを知った小さいおっさんたちの出番です。

あちこちを探してみつけた指輪を女の子が眠っている

間に枕元にそっと届けに来たところを、眠りが浅かった女の子が

目が覚めた時に見つかってしまいます。

女の子は何が起きているかをすぐに理解します。

もうおっさんたちが異界の存在で怖いなどという気持ちより

喜びの方がはるかにまさっています。宇宙はもしかすると

このような環境のタイミングを選んだのかもしれません。

彼女は何度も何度もちいさいおっさんたちにお礼を言います。

そしてリーダー格のおっさんの一人をつかまえて手のひらに

のせます。ジャージ姿の禿げ頭のおっさんはすこし得意げに

仲間にどや顔をしています。

女の子がそのおっさんにうれしくてお礼のチューをしようとします。

おっさんは「萌え~」とか言いながら喜んでいます。

これが人間と小さいおっさんと実際に触れ合った最初の出来事

だったのです。これ以降おっさんたちの姿が頻繁に人間に目撃

されるようになったのでした。

さらにはこのころもっと不思議なこともおきていました。

続きはまたね・・・グッド!

(あそこにも小さいおっさんが・・・あせる

ペタしてね

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