みんな元気ですか
ボクが見た天使の学校・・・
ボクは夢の中でファルコンになっていろんなところに行きます。
ある時「中間世」の国に行くことにしました。
そこでは地球と同じに森があり、海や川もあり動物が遊び
楽しそうなところでした。森の中にはおいしそうな果物が
たくさんなっていますが不思議なことにあまり
お腹がすきませんでした。何日か動物たちと遊びましたが
少し飽きてきたので天使の偉い人にお願いして
学校を見せてもらうことにしました。
その偉い人は最初からボクのそばにいてくれて普段は姿を
見せないんですが、尋ねたいことや困ったことがあるとすぐに
来てくれます。みんなももし天使の国に行くときはきっと
偉い人がいつもそばについてくれると思うよ。
さて・・・
ボクは天使の学校でいくつかの授業を見せてもらいました。
その教室では次に生まれた時に選ぶ課題を学んでいました。
みんなすごく真剣です。課題の種類も沢山ありそうです。
いままでの人生でクリアできなかったことや次に何を
学ぶかを課題として、天使の先生と一緒に真剣に選んでいるんです。
前の人生で放棄したことや解決できなかった問題はどんどん
蓄積していくようでした。だから多い生徒は200項目
程も課題や宿題があるようです。
自分で選んだ課題をどうやってクリアするかをレポートで
書いて天使の先生に推薦してもらって、一番偉い大天使に
提出するんです。それが認められたら次に地上に生まれてくる
事が出来ます。この学校の生徒はそれほど多くいるように
見えませんでした。実際には入学希望者は非常に多いようです。
なぜって、この学校を卒業しないと次に地上に
生まれることが出来ないんです。
それが生徒があんなに真剣に勉強している理由だったのです。
入学希望者は長い列を作って順番待ちです。
ところが実際には生まれてくるにはそれ以上に
大変な作業が待っています。
それは自分の課題を達成するために一番適した両親と
成長するための環境を選ぶ必要があります。
条件に合うお母さんとお父さんがいなくて本当に長い間
探している子もいました。親を探すという作業だけで
地球の時間で5年くらいかかることもあるそうです。
こればかりは適当に妥協するわけにはいきません。
それに課題が特殊なほど選ぶ条件も厳しくなります。
というのは特殊な課題をみんな選ぶ傾向にあります。
そうするとレポートが通りやすくなると言う二律背反の
ぎりぎりをみんなが選ぶからです。
人生に複雑で困難な問題が多いのはそのせいかもしれません。
この特殊な課題と言うのが実は問題です。
人生で耐えられないような問題ばかりだからです。
でもそれも自分がクリアできる事を、天使の先生と確認して
選んだ課題なんです・・・。
両親選びはみんな真剣です。
自分がいいと思っても先生の許可が必要です。
許可が出ないケースも多いんです。
それはその先生が以前地上に送り出して、いまは地上で親になり
子供を待っている生徒が当時選んだ条件も知っているからです。
その場合は両方の条件が一致する事が必要になります。
そんな時には選ぶのにより時間がかかるんです。
だからこそ・・・
両方の条件が合って、両親選びが決る時には本当にみんなで
心から喜ぶんです。そんな時、天使の学校はもう祝福の嵐です。
一人の喜びはみんなの喜びなんです・・・。
こんな事もありました。
ある天使が生まれるために選ぶ条件として、その子の親になる
二人がその子の魂の成長に助けになるという条件の他に
もう一つ大切な条件がありました。
というのはその子が選んだのは生まれて少ししたら
重い病気になり両手がなくなるという人生でした。
その子の成長を優しく見守るおばあちゃんも必要でした。
お母さんが誰よりもその子を守ってくれるという辛抱さも必要でした。
その子はたくさんのいじめにあいます。
そのいじめにあうことも選んだ課題の一つでした。
そのたびにその苦しさを乗り換えるためには
その子が大きくなるまでの間知恵に満ちた
おじいちゃんの存在もどうしても必要だったのです。
その子が選んだ課題はまだあります。
大きくなるにつれて両腕がないことが少しもつらいことでは
ないことを世界中の人に教えるという役目も選んでいました。
これは天使の国では一番大きな魂を持つ天使が好んで選ぶ
課題の一つです。
よりきれいにひかり輝くために。
愛と勇気を見せるためには素敵な笑顔が必要です。
だれでも包むような大きな笑顔でなければなりません。
それに人の話を上手に聞く必要があります。
魅力的な人とは人の話を上手に聞くことが出来る人を言います。
素直で謙虚でなければなりません。
相手のちょっとした事にも感動できる感性も大切です。
そして人の話を上手に聞くことは上手に力強い「合いずち」を
入れることです。「そうだね」とか「なるほど」とかいうあれです。
気持ちがこもったあれです。
この合いずちがうまいかどうかで人その人の魅力が決まります。
人はこれで自分の話をちゃんと聞いてもらっているかどうか
判断します。
力強い合いずちが返ってくるほどうれしいことはないんです。
人は合いずちに勇気づけられることすらあるのです。
この叡智はおじいちゃんとおばあちゃんとお父さんとお母さんの
みんなが持っているその家の大きな特徴でした。
その家の親から子供に伝えられる宝物でした。
その両手のない子が生まれるためにはどうしても
そのおうちが必要でした。
これを満たす条件のおうちを探すには長い間かかりました。
でもその子は何年も何年も辛抱強く待ちました。
そしてついに見つかった時には天使の学校で
特別に校内放送でみんなにお知らせがあったほどでした。
みんなは授業中にも関わらず大声をあげて祝福の
喜びをあらわしました。
眼鏡をかけた厳格な先生も
えらい大天使の先生も
大勢の天使の生徒たちも。
続きはまたね・・・
(ボクも喜びに参加したんだよ・・・)